隆の勝のコラム、今回が一発目。右差しからの攻め、という型が出来てから強くなった。真っ向からの正攻法。右は差すが、押していくのが隆の勝の型。廻しを引くことは少ない。引くことがあっても、自然な流れで引くという感じがする。あくまで押し相撲。
何が言いたいかというと、近年は突き押し相撲と四つ相撲、どちらも同じようなレベルで出来る力士が増えている。アマチュア相撲の指導によるところが大きい、と思う。徹している力士は、少ない。
ハッキリ言って隆の勝は足も長め、お尻回りも張っているとは言い難く、腰は軽そうだ。だから守りに強そうには見えず、四つ相撲の力士に注目したがる私は、これまでコラムを書いていなかった、ということだ。しかし、ここまで攻め相撲に徹すると、やはり魅力的な力士と感じる。
攻め相撲と言えば・・・琴風だ。隆の勝とは体の、筋肉の質というか、肉付きが似ているかな。だからかなぁ、笑顔が似ていると思う。ちょっと展開に、無理があるかもしれないが。ペコちゃんに。
隆の勝も、笑うと口角が上がる。琴風的だ。ネットで見たら、隆の勝には「おにぎり君」というニックネームが付いているようだが、私は知らなかったし、聞いたこともないから、そこまで流行ってはいないだろう。私は「ペコちゃん2世」、2世は付けなくていいか、「ペコちゃん」と呼びたい。
かなり、ゆるい話になってしまった。コロナウィルスも大変で、来場所も大変だ。たまにはコラムも、ゆるく。私は何とかアキレス腱がつながって、一週間後に仕事に復帰だ。体に気を付ける、しかないなぁ。
春場所の隆の勝、ラスト3日間が凄かった。千秋楽、白鵬に張り手でボコボコにされても勝った正代を右おっつけで破った。「正代攻略法」の見本のような相撲だった。
幕内中堅がピークの力士と思っていたが、上位でも通用しそうだ。正代や御嶽海が抜かれるかもしれない。
プロ野球が「4月24日以降開幕」Jリーグは「5月以降再開」らしい。K-1が観客を入れて試合を強行して炎上したためか、あらゆるスポーツが「観客を入れる」ことを異常に警戒している。
大相撲夏場所は4月27日番附発表、5月10日初日か。現在「だるまさんがころんだ」状態で、最初に動いたヤツが叩かれる。やはり無観客しかないか。春場所で「無観客場所」のノウハウは身に付けてしまった。「もう1場所」で済めばいいのだが。
shin2さんへ
コメント、ありがとうございます。
隆の勝のポテンシャル、かなり高いと私は踏んでいます。そして東京オリンピックも延期となり、私たちも覚悟を決めるべき状況となっています。覚悟と言っても、何の覚悟か分かりませんが。ただ、身近な人が感染しないこと、これが一番大切のような気がします。