朝乃山

精神面を充実させて、そろそろ優勝しなきゃの 朝乃山 なのだ





3月になって私の住んでいる福岡も、非常事態宣言が解除になった。気がつけば、3月場所だ。久々に横綱が出場し、特に鶴竜は進退が懸かる重要な場所だ。

しかし雰囲気としては鶴竜の進退うんぬんよりも、今の大関陣が両横綱に勝てるのか、まだまだ勝てないのか、の方に重きが置かれているかなぁ。今場所こそって感じ。大関陣の調子や如何に。

前回、場所の好不調で成績の波が大きい御嶽海を「新時代の象徴」みたいに書いたが、逆に一番安定しているのは朝乃山だ。飛び抜けないけど。御嶽海だけでなく貴景勝も正代も、そして照ノ富士にも、好調ならば13勝する爆発力が朝乃山には今のところ無い。

安定しているというのは、大関としてはあるべき姿だ。ただ、下位力士には強いが上位にはそれほどでもって印象が、その安定した相撲振りをむしろ負のイメージにさせている。

四つ相撲だが、同じ右四つの照ノ富士に弱い。だから、自分充分なら勝てる、という四つ相撲ではない。ならば四つの相手なら相手の上手を切る技術が必要で、突き押しの相手なら相手の突き押しを封じるスピードが必要だ。まずは、やっぱり細かい技術とスピード・・・だと思う。

そこにはタイミングがどうとか、思い切りの良さがどうとか、多分に精神面の充実も影響しそうな部分もあるかなぁ、と思う。その辺は、解放感の正代や、気合いの貴景勝、作戦を練る御嶽海に比べると、朝乃山の方が何か大変そうだ。

Yahooニュースだったと思うが、朝乃山は精神面を強くしたいって話をしていたようだ。意外と、その通りかも。素早い先制攻撃、からの四つになっても上手を切って、速攻で決める。初優勝から丸2年となる今場所、そろそろだ。一番の注目は、もちろん白鵬戦なのだ。

 

大相撲力士名鑑 : 朝乃山




砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. >>朝乃山、高安と三番稽古1勝13敗「圧力が違う」
    >>https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202102220000295.html
    稽古相撲は稽古であって、本場所の相撲とは違うことは理解しているが、現在は格下の小結相手にこの惨状はどうかと思う。そういえば、高安の兄弟子の稀勢の里がマゲを落として荒磯親方になったときに朝乃山と稽古して、荒磯親方が圧倒していた記憶がある。
    右四つ左上手を取れば強い。だが対戦相手もそれは熟知している。対照ノ富士戦の4戦全敗の相撲を観ると、失礼ながら頭使って相撲取っているのか。毎回同じ負け方だ。
    1年ぶりの対戦となる白鵬にも3戦全敗だ。白鵬も朝乃山戦には厳しい相撲を取るが、そろそろ勝たないといけない。

  2. shin2さんへ
    コメントありがとうございます。
    白鵬戦・照ノ富士戦が、右四つの朝乃山の試金石となる取組ですが、年齢的には白鵬戦は待ったなし的な状況ですね。右四つ左上手になるのが目的ではなく、そこから相手の廻しを切る技術、もちろん初めから廻しを与えない相撲がベストです。そういう相撲が見れるか、楽しみにしましょう。

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