照ノ富士 の綱への挑戦が始まるが、若手は強くなるばかりで大変だ





照ノ富士がいよいよ大関に復帰、次の目標は綱となる。3月場所も10日目にヒザを痛めてたそうだから、ヒザは心配だが、体は心配でも心と技は今、最高に充実してると言えるだろう。

何度か書いたけど、とにかく取口が理詰めだ。それが出来るようになったのは、照ノ富士が我慢できるようになったからだと思う。楽な方に行こうとすると、しばしば理詰めでなくなる。

照ノ富士VS朝乃山、そして照ノ富士VS貴景勝、朝乃山も貴景勝も我慢が足りなかった。辛抱強い取口というのは、いきなり出来るものではないだろう。普段から、稽古場から、楽に勝とうとしないこと。それが体に染みついているか、じゃないかな。などと勝手に考えてる今日この頃。

雰囲気として、一番我慢していないように見えるのは正代だ。土俵際では辛抱強いが、なぜか辛抱強いとは呼ばれず、土俵際の魔術師と呼ばれる。私が呼んでるだけだが。

まぁ、あの鷹揚とした表情や仕草で、正代はイメージされてる。確かに、照ノ富士が三大関の中で、一番圧倒的な勝ち方をしたのは正代だ。正代は、ほとんど我慢が出来なかった。

見方を変えれば、照ノ富士があれだけ良い相撲を取ったというのは、逆に一番警戒していたのは正代ではないか、とも思う。乱戦になったら、正代の巧さや腰の重さは、抜群の強みを発揮するから。すくい投げも突き落としも強いから、照ノ富士のヒザには脅威だ。

しかし乱戦にならなかったら、これぞ正代の取口ってのが無いから、やっぱり取りこぼす。大関に上がるときは、立合いの破壊力で一つの流れを作っていたが、意外と相手力士も正代の立合いに慣れてきたように思う。

ということで、朝乃山よりも貴景勝よりも正代よりも、今のところ照ノ富士に一日の長がある。連続優勝の可能性はあるだろう。ただ、連続優勝しか横綱昇進は無い、という可能性もある。

これから、しばらくは関脇や小結だけでなく、前頭の上位陣は強くなるばかり。優勝ラインは、今回の12勝3敗が多くなりそうな気がする。準優勝でも11勝4敗ならば、優勝に準じた成績として見劣りする、なんて言われそうだ。

だから一つ言えるのは、横綱昇進は連続優勝ってことで厳しくするのが、ここ数年は得策だと思う。今の三役クラスと、さらに霧馬山や豊昇龍を初めとする若手力士と、どんどん挑戦者の層は分厚くなる。横綱になったら大変だ。過去50数年を振り返っても、一番の群雄割拠の時代が到来しそうだ。

それからもう一つ、力士の体重について近年言われいてるが、行司の体重増加も強く感じる今日この頃だ。フットワークも悪くなっていると思う。昔の行司さんたちは相撲の稽古もやっていたと思うけど、今はやってるのかなぁ。

大相撲力士名鑑 : 照ノ富士 正代




砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. >>これから、しばらくは関脇や小結だけでなく、前頭の上位陣は強くなるばかり。
    関脇小結が2場所連続で全員勝ち越しだ。平幕に陥落する力士がいないから、三賞を獲得して2桁勝利を挙げても、若隆景も明生も三役に上がれない。初場所、西前頭筆頭で13勝で優勝した大栄翔を小結に留めてしまったことは悪い前例を作ってしまった。
    若手の実力者はどんどん三役に上げていい。実質三役の実力があるのに平幕に留め置くことに意味があるのか。抜擢しろとは言っていない。成績に見合った地位を与えろと言っているだけだ。
    と、まあ偉そうなことを書いてますが、
    >>過去50数年を振り返っても、一番の群雄割拠の時代が到来しそうだ。
    もう到来しているかもしれない。

    照ノ富士が10年前の技量審査場所で初土俵を踏んで、最初の大関昇進→序二段陥落→大関復活の10年間、ずっと白鵬は横綱だった。白鵬の後継者は単なる横綱昇進以上の覚悟が必要となる。群雄の中から誰が抜け出すか。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    いよいよ、番付が詰まってきましたね。関脇が4人いた場所も昔ありましたが、活気がありました。ちなみに初代栃東は、その4人関脇の場所が唯一の関脇でした。前場所で3人の関脇が全員勝ち越したところで小結で10勝5敗、当然の関脇昇進という感じでした。上がってなかったら、「元関脇」ではなかったですね。関脇と小結も違うし、それ以上に小結と前頭は大きく違います。上げてほしいですね。

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