照ノ富士 の横綱昇進と 白鵬 のエルボーと大野将平選手の金メダル時の言葉





照ノ富士が横綱に昇進した。白鵬との千秋楽の一番では、張り手に対して張り返して上体が起きてしまったことが敗因となったけど、張り返したことに対する評価もあるのは確か。これについては、これまでの白鵬と照ノ富士の関係を考えると、評価すべきというのもアリだとは思う。

しかし来場所からは対等の横綱として、張り返さずに勝ちに行ってほしい。白鵬もヒザを治してくるかもだけど、7月場所の白鵬のレベルだったら、9月は絶対に勝ちに行かなければならない、結果を出さなければならないということだ、照ノ富士。

ところで、白鵬。エルボーと張り手、だね。対極の話で、オリンピックで連覇を達成した柔道の大野将平選手、インタビューでは、「正しく組んで正しく投げる、日本の柔道を貫いて勝つ」みたいなことを語っていた。

柔道も国際化に伴って、柔道着の形や技の形にマイナーチェンジが行われ、そこに本来の日本の柔道の美しさが損なわれる部分もあっただろう。あったから、大野選手の言葉になったわけだ。

正しく組んで、正しく投げれば、美しいはずだ。そして、エルボーも張り手も、もちろん美しくはない。エルボーにしろ張り手にしろガッツポーズにしろ、もうそろそろ相撲協会の幹部で、正式な形で動かないとね。ルール改正ということで。

白鵬については、全部禁止しろってわけではないけど。禁止すべきこと、改正すべきことと、変える必要のないこと、この線引きについては、大相撲やアマチュア相撲や格闘技全般やスポーツ科学、そして道徳などを熟知して判断すべきこと。

スポーツしか知らない人と、お勉強ばかりしてきた人とだけで決めるのは難しいし、大相撲が大好き過ぎる人でも難しいし、大相撲が嫌いな人の意見もあるし。でもね、間違えてもいいから、やっちゃった方が良いと思う。白鵬が引退したら、戻すべきは戻せばいいよ。動くべし。今少し馬鹿にされてるし、相撲協会。

大相撲力士名鑑 : 白鵬 照ノ富士




砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. とにかく「見苦しい」「品格がない」だらけだ。名古屋場所の白鵬の技術面について報道したのは、この記事が唯一か。
    >>https://www.asahi.com/articles/ASP7M4D0HP7MUTQP025.html
    >>例えば分かりやすく説明すればね、野球だったら左バッターが右バッターをする。ゴルフだったら右スイングの人が、左スイングをする。その立ち合いで、初日の相撲で勝ったっていうのが大きかったですね。時々右足から出るっていうのはありましたけど、やっぱり左足から踏み込めば、軸の足が右なので、15日間もたないっていうのは頭の中にあったので
    武蔵川親方(武蔵丸)や西岩親方(若の里)等、「貴乃花世代」の力士は白鵬の相撲に否定的だが「白鵬世代」の荒磯親方(稀勢の里)は、
    >>「横綱の最大の責務は勝つことなんですよね」
    「負けたら正々堂々だろうが外野が声援送ろうが意味がないんですよ」
    「どうやっても勝つことが横綱の最大の責務なんですよ」
    「そうじゃないと今はもうそもそも横綱にはなれません。」
    >>https://twitter.com/n0rr11cen_gu55y/status/1416682070009548810
    千秋楽の照ノ富士戦を肯定する、おそらく唯一のコメントだろう。

    横審は新横綱照ノ富士に「白鵬の真似はするな」とコメントしているようだが、照ノ富士は白鵬に負けている。失礼で余計なお世話な発言だ。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    7月場所の白鵬の相撲、特に千秋楽の照ノ富士戦はいろいろと考えさせられました。アマチュア相撲では定番のガッツポーズが大相撲でも見られるというのは、アマチュア相撲の力士が大相撲に入門するとき、普通に「プロ入り」と言うようになり、アナウンサーも親方も「プロ入り」と言うようになって、大相撲の大相撲らしさが薄れていっています。大相撲が大相撲らしくなくなったら、私のブログタイトル「大相撲になりました!」も、「どう意味ですか?」と訊かれそうです。

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