パラリンピックと 海士の島 、同じくレスリング出身の 宇良 、プロレスの猪木は退院





海士の島が入門して、もう10年を過ぎた。レスリング出身であり体も引き締まっているということで、知的障害があるものの力士を志している高校生に注目した。あれから10年。

パラリンピックの種目で設けられる障害の程度の基準では、海士の島の障害はかなり軽い方だろうけど、健常者を相手に勝負をしている海士の島。十両が狙える位置まで、もう少しだ。

そしてパラリンピックが終われば9月場所、新横綱照ノ富士の登場が一番の話題だけど、「ケガからの復活」つながりで宇良の連続二桁勝利が今場所も継続できるかに注目している。

ということで、宇良はどんなかとネットをのぞいたら、宇良が大きくなったことに刺激を受けて、炎鵬が体を大きくしているという記事が出ていた。体重増もだけど、内臓の強さを含めたスタミナ面の強化にも取り組んでいるとのこと。切実だ。

それで宇良の方だけど、いよいよ上位陣に当たる一歩手前まで来た。曲者宇良の本当の復活は、やはり上位陣と当たってこそだ。そして横綱大関相手に熱戦も見たいのもあるが、宇良には役力士への期待が大きい。

体が大きくなってからの宇良の相撲が変わったように思われているが、基本的には変わっていない、と思う。宇良の相撲の一番の特徴である立合いの当たりに左右されない相撲、これは今も変わらない。

仕切り線ギリギリまで前に出て、強く当たりたい相手に対して、下がって仕切る宇良。立合いもそうだが、突き押し相撲の力士が多い昨今、ジワジワと下から攻める宇良の独特の押し相撲。これは異彩を放っているようで、実はトラディショナルな相撲だ。

宇良が相撲は、立合いの勢いで一気に突いて押して、それから引いての現代相撲へのアンチテーゼとも言えるが、それは関脇や小結に定着して大きな意味を持てる、ような気がする。そして炎鵬や海士の島に勇気を、元気を与えるだろう。「元気ですかぁ」の猪木も退院した。良かったな。

大相撲力士名鑑 : 宇良




砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. 海士の島が知的障害ってカミングアウトしてたのか、と思ったらウィキペディアに養護学校出身と記載されていた。
    先日引退を表明した勝南桜も、自閉症スペクトラムの傾向が強いと特別支援教育に詳しい方が書いておられた。
    >>https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12203043392.html
    高見盛=東関親方も物言いの説明で失敗したり、東関部屋を放棄したり(番附の表記を東関大五郎から本名の精彦に戻している。部屋経営が余程イヤだったか)、ちょっと普通ではない行動を繰り返している。生きていくために大相撲を選んだのだろう。正しい選択だと思う。

    宇良は一貫して「自分の相撲=誰も真似できない」を取っている。ケガとの闘いよりそっちのほうに敬服する。三賞選考委員会には嫌われるかもしれないが、いっそ潔い。
    失礼ながら猪木氏が蘇生(この表現のほうがしっくりくる)するとは思わなかった。アトランタ五輪の聖火の点火者はモハメド・アリだった。五輪出場経験者でなければ聖火の点火はできないと思い込んでいたが、長嶋茂雄氏が出てきたのなら、猪木氏もオリンピックの開会式に出てほしかった。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    9月場所も勝ち越せば、いよいよ一番上の番付と当たる位置まで行けるかという宇良。一番上に当たってこそ、宇良の相撲の実体解明というか、存在価値の証明というか、ピタッと来る言葉が見つからないけれど、早く見たいですね。そして猪木、スポーツで勇気をもらうとか、元気をもらうとか近年言いますが、私の世代にとって、スポーツで「気」をもらう唯一無二の存在が猪木だったと思います。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です