宇良

宇良 の吊り出しは 朝青龍 を参考にして「宇良スペシャル」に、なんちゃって





大相撲9月場所も序盤戦が終わって、特に目立ったことも無く中盤戦に向かう。そんな中、元小結大徹の湊川親方が場所後に定年ということで、向正面の解説書で出演していた。

大徹が活躍していた時代というのは、私は就職して、時代はバブルに向かう時代、そしてバブル全盛期という懐かしい時代だった。その大徹が定年を迎えるとは感慨深いなぁ。

幕内在位の最終場所を、昭和最後の場所で迎えている。長身で筋肉質で吊り出しが得意な力士が減っていく、まさにそんな時代の転換期の象徴的な力士だったのかもしれない。

部屋の先輩だった麒麟児と仲が良く、また力士として尊敬していたこともあって、定年後も協会に残り、「麒麟児のような力士を育てたい」とコメントしていたけど、自分のような力士を育ててくれよ、と言いたい。バスケットボールやバレーボールの選手からでも探して、育ててほしいなぁ。

と思っていたら、宇良が送り吊り出しを披露、というか自然の流れの中での吊りだったが。しかし、やはり吊り出しは見てて爽快だし、きれいだ。土俵の華、と言っていいだろう。

今日のように相手の後ろを取ることは度々は無いだろうし、正面から組み止めての吊りは、押し込まれるリスクが大だ。ならば、斜め後ろを取っての吊りはどうだろうか。朝青龍がよくやっていたやつだ、琴光喜相手にとか。宇良なら足を取る流れで、相手の斜め後ろを取れるんじゃないか。

宇良は自然の流れと言っていたみたいだけど、朝青龍は明らかに狙っていた。吊るだけじゃなくて、吊り落とし狙いを。あれは相当痛いから、宇良がやれば、かなり恐れられるようになるだろう。宇良の裏の顔。やっぱり吊り出しが出ると、テンションが上がる。「宇良スペシャル」なんて呼ばれたら、格好良いな。

大相撲力士名鑑 : 宇良




砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. 宇良は147キロあるのに、相変わらず足取ったり腕手繰ったりの「小兵相撲」で、せっかくのムキムキボディも宝の持ち腐れか、と思っていたが、思わぬところで怪力相撲が出た。
    小兵怪力力士というと、昔なら若浪や陸奥嵐か。共にモミ上げを生やしていたが、宇良にモミ上げは似合わないか。それはともかく、久々の小兵怪力力士だ。膝の古傷には気を付けてほしいが、最重量の逸ノ城を持ち上げたらさぞ盛り上がることだろう。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    宇良は業師とか技巧派力士とかじゃなく、「異能力士」と呼ばれてほしいと思います。普通では考えられない能力を発揮する力士という意味で、例えば初代若乃花の「仏壇返し」などは異能相撲と思います。宇良も斜め後ろから相手を引っ繰り返して、「宇良の裏返し」というのは・・・。私もこのネタが好きですね。

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