阿武咲

4年前に戻って 阿武咲 と 貴景勝 のゴールデンカードが優勝争いに絡む





阿武咲が2敗を守って、1敗の照ノ富士を追う形で終盤戦に入る。もう4年前になるが、阿武咲と貴源治に大関以上を期待するって書いたことがある。そして貴源治がいなくなった場所で、阿武咲が優勝戦線に残っているのは感慨深い。明日はVS貴景勝、4年前にゴールデンカードと私は書いている。

貴景勝も万全ではないが、阿武咲はどこまで戻っているのだろうか。それでも今場所は突き押しに徹している、ように見える。引き技が少ない、ように見える。

引き技が少ないと、引き技で負けることも少ない。引き技を見せる直前の当たりや突き押しは強めに行くから、逆にそこを狙われる。阿武咲の負けは、そういう引き技での負けが目立っていた。今場所は引くための、意識的な強い当たりや突き押しは見られない、ように見える。

かつて大関以上を期待した阿武咲には突き押しだけでなく、差して下手廻しを深く引いて前に出る相撲にも魅力があった。廻しを引く相撲では厳しい今の状況で大関以上は望めないが、「大関」は充分に望める、と思う。しかし今場所はまだ、上位と全然対戦していない、貴景勝戦が、今場所初めてだ。

正代や御嶽海とも対戦するかな。楽しみだけど、阿武咲は忘れたころに引き技を見せるからなぁ。いなしや引きの巧さ、突き押しでの駆け引きの巧さでは、貴景勝に及ばないのは明らか。

4年前の阿武咲VS貴景勝は盛り上がったし、相撲内容も凄かった。やっぱり相撲内容だよなぁ、数字よりも、大関への期待感は。4年前は頭と頭でガチーンと行ったが、今回はどうだろう。ここ何番か貴景勝も頭から行っているが、意地でも頭から行くかな。

流れの中で、相手の中に入って廻しを引くのはアリちゃアリだと思うけど、突き押しに徹して大関レースに加わってほしい。加わってほしいって、まだ誰も参戦していないが。今場所で御嶽海が参戦か?

大相撲力士名鑑 : 阿武咲 貴景勝




砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. 照ノ富士の後半戦の相手は2大関2関脇と高安だが、十日目に平幕との対戦が残っていた。
    千代翔馬は負け越しが決まっていて、宝富士は同部屋、宇良よりは阿武咲のほうが番狂わせの可能性があると思っていたが、照ノ富士vs宇良戦が予想以上の大熱戦になってしまった。
    審判部は頑なに成績に関わらず番附順に当てていく傾向があったので、阿武咲vs貴景勝が組まれるとは思っていなかった。
    貴景勝は相撲を取りながら首のケガを治していったのか、白星が先行した。阿武咲も右膝の古傷で蹲踞ができないが、2敗で優勝争いの中にいる。
    引き叩きでアッサリ決まりそうだが、ここは激しい突き押しを期待したい。阿武咲が勝てば照ノ富士のワリ崩しもあるか。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    貴景勝VS阿武咲、あっさりと勝負が決まりました。4年前は熱戦でしたが。残念ですが、これが現実です。やはり4年の間で、両力士には格の違いが出来上がったのでしょうね。北の若が石崎に勝って、これは是非とも優勝をして、新十両で北青鵬との出世争いのドラマを作ってほしいものです。

タイヘイ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA