北の若

豊昇龍 と 北の若 の左四つが来年に向けての楽しみになったのだ





照ノ富士の全勝優勝で、九州場所も終わった。照ノ富士に関しては、改めて書くことは今のところ無い。今場所で一番印象に残ったこと、これは豊昇龍と北の若が多くの取組で左四つで相撲を取ったことだ。細かいことかもしれないが、細かいことからコツコツと、なのだ。

本格派四つ相撲が多い右四つよりも、攻撃型の左四つが向いていると以前から思ってきたが、豊昇龍と北の若がともに変化の兆しが見えて、年の瀬に私の希望がかなった。品行方正にしていれば、良いことがあるものだ。

千秋楽に豊昇龍は左四つで、外掛けから相手を崩し上手投げを決めた。攻撃的な左四つ、取口は北の富士のようだった。そして北の若も、左四つからの外掛けで関取を決めた。豊昇龍の相撲も北の若の相撲も、しっくりと来た。来年が楽しみだ。

対する突き押し相撲、って四つ相撲と対抗戦をするわけではないが。千秋楽に隆の勝が阿炎に圧勝した。突き押し相撲だから、勝負が一方的になることは当然有る。その強い隆の勝を、私は1回しかブログに書いていない。それも、ゆるい内容で。取口が堅実というか、地味だからかなぁ。

それでも11勝とは大したものだが、御嶽海も11勝を上げ、大関を意識した発言をしたようだ。まぁ、一横綱二大関で、二大関は同世代だし合い口も良い。3場所で33勝ぐらい、難しい数字ではない。

白鵬・日馬富士・鶴竜・稀勢の里・琴欧州・把瑠都・豪栄道・琴奨菊と揃っていたころの11勝と、今の11勝では重さが違いそうだが、11勝は11勝、33勝は33勝。御嶽海と隆の勝の大関レースが、年明け早々に始まるな。

大相撲力士名鑑 : 豊昇龍 北の若




砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. 豊昇龍と北の若は絶対左四つのほうが良い。豊昇龍は技が強引なので見ていてヒヤヒヤするが、足腰が強靭なので技が決まってしまう。千秋楽の宝富士戦の右上手投げもそうだった。
    御嶽海は大関には強いが、照ノ富士戦は毎回外四つ両前廻し取られて戦意喪失だ。もう少しなんとかならないか、と思うが、十五日間のうちの1敗だ。2場所連続後半割崩しならば、相撲内容は精査されないだろう。白星の数で大関昇進が決まると考える。1横綱2大関なら現在でも実質(仮)大関状態だ。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    豊昇龍と北の若、一つの壁を超えた今場所でした。新年早々に、期待大です。御嶽海は確かに三役での勝ち越し場所を数えてみると、仮大関と呼べるほどになってますね。大相撲を番付ではなくランキング制にしたら、正代を抜いて3位というケースも多そうですね。もうすぐ29歳、全盛期というよりも、むしろ円熟期かもですね。

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