下手出し投げ(したてだしなげ)

差し手で相手の廻しを引いて、体を開きながら前に出すように投げる技

最強の業師旭富士
柏戸と大鵬の初対決、若々しい激しい攻防のすえの決まり手が下手出し投げでした。柏戸としては非常に珍しい決まり手で、一直線の馬力での速攻を得意とする柏戸は逆に投げられる場面もあります。

清國

清國の下手出し投げに横転する柏戸。出羽錦が土俵際で大鵬を投げた、下手出し投げも見事な切れ味でした。柏鵬そろって投げられております。

出羽錦 大鵬

この力士を、ということでしたら旭富士ですね。平成3年夏場所の優勝決定戦で小錦に決めた、下手出し投げの切れ味は鮮やかでした。千代の富士が引退した場所でもありました。

旭富士 小錦

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柏戸 めったに見せない下手出し投げ