琴ヶ濱 内掛け

内掛け(うちがけ)

自分の正面にある方の相手の足を、内側から足で掛けて引き倒す技

最強の業師琴ヶ濱
写真は使い手ナンバーワン、「南海の黒ヒョウ」と呼ばれた琴ヶ濱です。廻しをキツめに締めて、相手が上手を欲しがって踏み込んだ瞬間を狙っての内掛けが鮮やかでした。

もう一つ、内掛けの名場面として、部屋別総当たり制の幕を開けた昭和40年初場所の大鵬対玉乃島(のちの玉の海)戦の内掛けです。当時は、一門の先輩後輩の遠慮が心配された部屋別総当たり制でしたが、この玉乃島の快勝で、この制度は好スタートを切ったわけです。勝利のあとに、大鵬に一礼する玉乃島が印象的でした。

玉乃島 大鵬

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「元祖南海の黒ヒョウ」 琴ヶ濱 の内掛けはリアルタイムで見られなかった