貴ノ岩

貴ノ岩 の暴行って、普通に考えて、普通の人は組織の問題と思うだろう





錦木と竜電の上位陣初挑戦の場所ということで、九州場所は錦木と竜電に注目したわけだが、両力士ともに中卒叩き上げ力士という共通点がある。

アマチュア相撲出身力士に対して、その取口や所作について、何度かコラムで辛口なことを書いたことがあるけれども、その意識があるわけではないと思うけど、錦木と竜電の相撲を見ると、やはり「大相撲らしさ」を感じてしまう、理屈抜きで。

今年の春には中卒で、そのうえ相撲以外のスポーツ経験者の新弟子のコラムも書いた。神谷と丹治、神谷は空手で丹治は新体操の出身。昔は他のスポーツからのリクルートは今以上に多かったわけで、この二人のこれからに期待したいと書いた。

なかなか序ノ口や序二段は見ることは出来ないが、YouTubeなら見られる。神谷は無いが、丹治は有った。見たけど、いい相撲も取っている。強い弱いの段階ではなく、いい相撲だ。

183㎝で、まだ90kgにもなっていない。しかし、90kgにもなっていないからこそ期待出来そうな予感がある。5年以上は掛かるだろうが。ゆっくりと、待とうか。

貴景勝や阿武咲よりも3学年下には豊昇龍に納谷と狼雅がいて、その3学年下が神谷と丹治か。貴景勝の一つ下が貴源治と貴公俊・・・。神谷と丹治に対して期待が大き過ぎ・・・かもしれないが、中卒で相撲以外のスポーツ経験者には期待したいなぁ~。

と思っていたところに、貴ノ岩の暴行・・・。「無理ヘンに拳骨」なんて、ねぇ・・・。そんなもの、昔の力士だって肯定するわけがない。嫌な思い出だろう。

私だって体育会経験者だけれど、厳しい人は暴力を使わなくても怖かった。暴力を使っても、怖くない人は怖くない、というか大したことない。

他のスポーツをやってきた若者が大相撲を選ぶ、その機会を下らないことで減らしてはならない。はっきり言って、親方や部屋付き親方に対して、これは言葉を選ぶべきだろうが・・・「大丈夫か?」と、こういうことが有ると思ってしまう。管理責任能力。

どんなスポーツの監督にしろコーチにしろ、相当な勉強をしない務まらない、と思う。務まらないと、クビだ。大相撲は定年まで勤められるからね、だから・・・勉強しているのかなぁ・・・何てことを思ってしまう。私の性格の悪さもあるのかな。

大相撲力士名鑑




4件のコメント

  1. 「大達羽左ェ門」というツイッターネームの方のツイートによると、
    >>(九州場所)土俵下から仕切りを早くするように怒号が飛び続けていたのは気になった。
    >>いくら下位力士とはいえ「早く立てオラア」といった声掛けはちょっと前時代的に過ぎないかと老婆心ながら心配している。
    >>https://twitter.com/OdateUzaemon/status/1066687637715447809
    「無理ヘンに拳骨」が一朝一夕で改善されるわけがない。とはいえ、もう少しなんとかならないものか。
    今回の事件、貴ノ岩ひとりに全ての罪を被せて一件落着、というわけにはいかない、とは思うが、協会幹部は「組織」を変えるつもりはないようだ。
    芝田山広報部長は、
    >>「自覚がないんでしょう。だからこういうことになる。本人が一番分かっているはず。協会がどうやって(暴力問題に)対処しているか分かっていない」。語気を強めて、怒りをあらわにした。
    >>https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/12/06/kiji/20181205s00005000432000c.html
    芝田山親方、弟子に対する暴行容疑で2回訴えらえているはずだ。他人ごとのようにコメントはできないと思うが。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    貴ノ岩については、「日馬富士のときの被害者のはずの貴ノ岩が何故?」という言い回しでワイドショーで取り上げられて、貴ノ岩だけに注目が集まってしまうと微妙ですねぇ・・・。所詮、ワイドショー・・・、少し逸れますが、貴ノ岩を貴ノ岩関って呼んでるのは違和感ありますね。基本、『関』は話し言葉での敬称が一般的なはずだから、ミヤネ屋なんか、特に違和感ですね。

  3.  今晩は。

     今回の、貴ノ岩の暴力は、伝統的な、関取と云う上の立場から、下の立場の付け人への暴力でした。

     それに対して、日馬富士から貴ノ岩へ暴力は、モンゴル会の暴力支配の為の暴力だったのです。

     協会が、如何なる暴力も許さないと表明したことにより、付き人への暴力が減り、日本人の入門者が増え、角界のモンゴル支配が無くなると良いと思います。

  4. 三角四角さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    今年は本当にいろいろな事がありましたが、ぜひとも良い方向に向かってほしいと思います。入門者も増えて欲しいものです。将来の横綱・大関候補が厳しい現状で、新世代の土俵を明るいものにしてほしいと思います。

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