桜

Names of Sumo Wrestlers&タイヘイ豆知識

四股名に使われる漢字が意味するところを、英訳したページを作りました。大相撲に息づく日本人の精神性というものを、外国人の方々にもご紹介することを旨としております。

こちらから⇒四股名に使われる漢字の意味~Names of Sumo Wrestlers

ここからは、タイヘイの大相撲豆知識です。大相撲の用語、決まり手以外の攻め手などの説明です。用語の説明が簡潔な文章で可能なものはこのページにて、詳しく説明が必要なものは別ページにて解説しております。用語をクリックして、別ページをお読みください。




あ行
合い口:相口・・別ページ参照
相四つ・・お互いの得意な四つが同じこと
阿吽(あうん)の呼吸・・立合いの呼吸を合わせること
明荷(あけに)・・関取以上が持つ、一式が入っている籠
足が流れる・・足の運びが上半身の動きについていけず、足が前後もしくは左右に離れること
預かり・・取り直しの制度がない時代は、協会が勝負を預かりました
あてがう・・突っ張りなどの攻めを、相手のヒジや二の腕を下から手を当て、防ぐ技
あんこ型・・太めの力士、魚の鮟鱇からきてます
あんま・・下位力士が上位力士の稽古相手をすること
生き体・・別ページ参照
勇み足・・別ページ参照
(部屋の)移籍・・別ページ参照
打ち出し・・取組が全部終わること
大銀杏・・関取が取組・土俵入りなど公式の場で結う髷
お米・・お金のこと
おっつけ・・相手に差された腕を、脇を締めて下から押し上げる技
恩を返す・・稽古してくれた先輩力士に勝つこと

か行
角力(かくりき)・・相撲のこと
柏手・・土俵の神に対して、神社の参拝と同じ
カチ上げ・・腕を曲げ、相手を下から突き上げる立合い
がぶり寄り・・上下に反動をつけて寄る技
可愛がり・・弟弟子に対する激しい稽古
かんぬき・・両差しの相手の差し手を外側から絞り上げる技
柝(き)・・呼出しが力士に出番を知らせるために打つ拍子木
北向く・・怒ったり、すねたりすること
逆足・・右四つのとき左足、左四つのとき右足を前に出した体勢
給金直し・・勝ち越して、基本給金が直る(上がる)こと
清めの塩・・邪気を払うために、立合い前にまく塩
金星・・美人、または平幕力士が横綱を倒した時の勝ち星
ごっつぁん・・本来は「ごちそうさま」今は広く「ありがとう」の意
これより三役・・千秋楽の終わり三番、それぞれ大関・関脇・小結にかなう

さ行
四色の房・・別ページ参照
四股・・地中の邪悪なものを踏みつける神事
四股名・・力士の呼び名で、自分卑下した「醜名」が「四股名」へ
死に体・・別ページ参照
締め込み・・関取が取組に使う廻し
蛇の目・・土俵の外周に砂を敷いた部分
十枚目・・十両のこと、元は幕下の十枚目を言った
順の足・・右四つなら右足、左四つなら左足を前に出した体勢
相撲部屋一覧・・別ページ参照
ソップ型・・やせた力士、スープ(ソップ)の鶏ガラから
蹲踞・・つま先立ちで充分にヒザを開き、腰を下ろした姿勢

た行
たぐる・・相手の腕を引っ張り寄せ、相手の体勢を崩すこと
タニマチ・・明治時代の大阪の谷町に住む医者からきた言葉で、後援者の意
力が入る・・疲れること
力水・・清めの水、勝った力士か控え力士がつけ、結びで前の力士が負けたときは付き人がつける
注文相撲・・奇襲作戦の相撲
塵手水(ちりちょうず)・・別ページ参照
連(ツラ)相撲・・連勝や連敗のこと、またその傾向が強い力士のこと
手取り力士・・技能力士のこと
徳俵・・土俵の東西南北の中央に俵一個分ずらしている俵、雨水を流し出すため取り外していた名残
床山・・力士の髷を結う相撲協会員
土佐右衛門・・江戸の力士、成瀬川土佐右衛門の体は青白くむくんで、水死体のようだったらしい

な行
中入り・・十両が終わり幕内までの休憩時間、土俵入りや明日の取組披露がある
中日・・15日間興行の8日目
なまくら・・右四つでも左四つでもとれること、良い意味でも悪い意味でも使う
二字口・・蛇の目の砂を含む、徳俵周辺
2段目・・番付の二段目、十両と幕下
二枚鑑札・・現役力士が土俵を務めながら年寄を兼務すること
抜け抜け・・一日おきに勝ったり負けたりを繰り返すこと
猫だまし・・相手の目の前で両手をパチンと打ち、驚かせて攻める戦法

は行
はっけよい・・諸説あり、「早や競え」が転訛したのが妥当か
花相撲・・番付の昇降と給金への影響が無い興行の相撲
花道・・土俵への通路、平安時代に力士は頭髪に造花をつけて登場したことに由来
馬力・・お酒のこと
半身・・片方の足を大きく引く構え、防御に強いが攻撃には向いていない
日下開山・・日の下は天下、開山は開祖の意、天下一の強豪無双力士、転じて横綱の意
懐が深い・・上背があって腕が長く、体が柔らかい、相手にとって「廻しが遠い」力士

ま行
前さばき・・差し手を入れる技術、相手に差し手を許さない技術
前相撲・・入門した直後の力士の、番付にのらない地位
股割り・・大きく股を開いて座り、股関節を柔らかくする稽古
待った・・別ページ参照
水入り・・長引いた相撲で勝負を一時中断し、力士に休憩させ、前と同じ体勢で再開させること
向こう給金・・負け越すこと
目が開く・・場所で一勝目を上げること
目を出す・・相撲に勝つこと、主に稽古場で使われる
申し合い・・勝ち抜き戦の稽古、当然負けると稽古量が減る

や行
夜間興行・・昭和30年秋場所の午後8時打ち出しの夜間場所、諸事情により一場所限りで終了した
櫓太鼓・・始まる前の寄せ太鼓、打ち出しのときの跳ね太鼓があり、千秋楽は跳ね太鼓は無い
家賃が高い・・力以上に地位が高くなり、負けが込むこと
山稽古・・土俵以外で、簡単な円を描いて行う稽古
優勝決定戦・・昭和22年夏場所から始まった、優勝同点力士での優勝を決める取組
横綱大関・・横綱が大関の各上の地位でなく特別な称号だった時代、大関不在の場合の横綱の称号
吉田司家・・熊本の細川家に仕え、東富士まで長く横綱免許を与え、双羽黒まで横綱授与に臨席する

ら行
6場所制・・昭和33年の名古屋場所開催から、年6場所制が始まる

わ行
若い者・・取的のこと、幕下以下の力士、若い衆(し)という言い方もする
割り・・取組のこと




砂かぶりの夜