「貫禄大関」とネットで検索してみたけれど、何も出てこなかった。「クンロク大関」ではない、「カンロク大関」。昔、小学生だったころか、そうだったら50年以上前、相撲の雑誌で「姿かたちが大関のような立派な力士を貫禄大関と呼んだものだ」と書かれていた記憶がある。
だから、昔はそう呼んだものだった、みたいな書き方だったから、50年以上前の「昔の話」だから、100年ぐらい前の言葉かなぁ。細い力士が多かった時代、番付が前頭の下の方か、十両かぐらいで、しかし見た目は立派で態度も鷹揚とした力士をからかっての言葉、それが「貫禄大関」だったはずだ。
まぁ、それは置いといて、今の土俵で姿かたちが大関のように立派な力士は、圧倒的に湘南乃海だ。100年前と違い、今では多くの力士が大関並みの立派な体格になった時代だけれど、その中でも湘南乃海はダントツで力感に溢れた体をしている。
サイズは、照ノ富士よりも大の里よりも王鵬よりも、さらにデカい。立合いも少し腰が高目で、受ける感じの立合いにも大物感がある。もちろん、そこが短所でもあるけど。隆の里を思い出す。隆の里は腰高のままで横綱まで行ったような。短所でも、それで通用すれば問題ないけどね。
というわけで、見た目が大関でも、結果が、そして成績がすべてなので、10勝ぐらいは期待したい、今場所の湘南乃海なのであった。・・・12勝ぐらいしないかな。