貴ノ岩 には残念な部分もあるけれど、本当の残念は避けてほしい





ここにきて、貴ノ岩のコラムです。普通に力士名鑑に載せるコラム一覧の中の、力士のコラムというつもりで書こうと思います。そんなわけにはいかない、今日この頃かもしれませんが。

貴ノ岩が十両に上がって、もう5年以上が経ちました。実直そうな風貌と頑丈そうな体、その外見に似つかわしい堅実な四つ相撲。四つ相撲好きな私は、当然大きな期待を寄せました。

成績は8勝7敗と7勝8敗が多かったものの、徐々に地力をつけての幕内定着でした。いつも言われていたのが、「攻めが遅い」でした。まぁ、たしかに遅いのでしょうが、四つ相撲だから多少遅くてもいいじゃないか、とは思っていましたが。

遅いながらも、さらに徐々に力をつけ、徐々に相撲が速くなれば良いかな、という感じでした。だって四つ相撲です、「速くする」ではなくて、「速くなる」が正解でしょう。

と考えていたところ、少しずつ相撲が速くなっていく貴ノ岩。しかし、正直なところ私が期待する「速くなり方」ではありませんでした。ちょっと相撲が乱暴になってきた、地力がついたので、ちょっと乱暴な相撲でも勝てるようになった、という言い方はちょっと乱暴でしょうか。

乱暴といえば、以前にYouTubeで取的相手に稽古場で吊り落としをする貴ノ岩の動画を見たことがあります。後ろから抱えての吊り落とし。かなり乱暴、投げられた力士は何やら激しく呻いて、痛がっておりました。そりゃ、痛いわけです、まだ若そうな力士だし。

少し話はズレますが、吊り出し大好きの私ですが、吊り落としは良くない。もちろん、大好きな吊り落としもあります。「東北の暴れん坊」陸奥嵐が、麒麟児を投げ捨てた吊り落とし。このとき麒麟児は140kgを超えていたと思うので、110kg台の陸奥嵐とは結構な体重差がありました。

この陸奥嵐の吊り落とし、真正面から吊って、そして真正面に落としております。麒麟児、見事に真っすぐに落とされております。(正確には、真横かな)麒麟児、まるでプロレスのボディスラムで投げられたレスラーのような、これも見事な受け身。それでも痛そう。

最初に後ろからの吊り落としを見たのは、有名な千代の富士VS寺尾。寺尾の張り手に怒った千代の富士の報復、というドラマでしたね。それから朝青龍VS琴光喜、かつてのライバルも今は昔というドラマ。

日馬富士にもありました。豪栄道が新入幕で快進撃、立ちふさがった日馬富士が吊り落としを決めてひと言、「三役をナメてもらっちゃ困る」みたいな趣旨のコメント、これもドラマでした。

それでもね、ドラマがあっても吊り落としは肯定すべき技ではない、昔は無かった。あんな落ちるときに、ななめ後ろだったり、横向きだったりと落とす側も分からないような技は、ケガの危険だらけだ。実際に鶴竜は稽古場でケガしたし。

その辺りが、少し残念に思っていた貴ノ岩。しかしこのままでは、本当に残念な力士で終わってしまう。それだけは避けてもらいたい。ガッチガチの本格派でいけそうな力士だけに。とにかく、乱暴は良くない。

大相撲力士名鑑 : 貴ノ岩

 

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