豪栄道

謙虚さの欠片も無い 豪栄道 の相撲を、長いこと待っていたのだ





豪栄道が、圧倒的に強い勝ち方をしている。ご当所場所、というだけでは済まないほどの強さだ。北の湖や千代の富士の勝ち方を思い出すほど。

2年半前に全勝優勝した、あの時の相撲とは違う。似てる部分はある。速攻が中心、しかし前回の優勝時は、中に入って両差しになるような相撲だった。今場所の豪栄道の相撲は、一言で言って荒々しい。差せなくても巻きかえなくて、そのままはさみつける。

ベストの言葉ではないが、前回優勝時の相撲は「謙虚」な相撲。今場所は逆の相撲、と言ってもいい。この「謙虚な相撲」とは、以前からの豪栄道の相撲の型に対する私のキーワードだった。

上背が無いため、頭をつける相撲を良しとされていた若手時代の豪栄道。新入幕当時の豪栄道には大きな相撲を期待していた、特に全盛期だった朝青龍に対して。すぐには勝てなくても、やがて地力がつけば大きな相撲で勝てるようになるのでは、と。

しかし豪栄道の方向性は、頭をつける謙虚な相撲だった。新入幕で快進撃していたころには、日馬富士の吊り落としで痛い目にも合った。あれで謙虚な相撲への舵取りが決定的になった、のかなぁ。

日馬富士や鶴竜との取組では、むしろ豪栄道の方が地力では上と感じることもあったけど。何というか、もったいないというか、格で負けるようなイメージもあった。

今場所、豪栄道の相撲には謙虚さの欠片も無い。対戦する多くの力士は、豪栄道よりも後輩になっている。もう謙虚な相撲をとる必要は無くなった。最近の若手力士は体重は重くても、上背はそれほどでもない。豪栄道が頭をつける必要もない。

吹っ切れた、という感じだ。ウィキペディアなどを見てみると、豪栄道はもともと謙虚さとは無縁のタイプだったようだけど。相撲の取口も少年時代に戻って、原点回帰。初心忘るべからずなのだ。白鵬と鶴竜という先輩はいるけど。

大相撲力士名鑑 : 豪栄道




2件のコメント

  1. 初日の遠藤戦、立合い左手付かずに張り差しに行って勝った。
    >>https://www.youtube.com/watch?v=InkQsA_P_tw
    以降、行司と審判長に厳しくチェックされているのか、六日目の大栄翔戦、仕切り線から手が出ているのを注意されて、動揺したのか負けた。
    不利な体勢になると「両手まねきネコ」風の引き技を頻発する。稽古場の強さは定評がある。もっと自信を持ってほしい。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    豪栄道の例の引き技、ついに出てしまいました。やはり体に染みついているのでしょう。VS白鵬とVS鶴竜も、いつもと変わらぬ展開になるのでしょうか。とは言え、豪栄道も白鵬・鶴竜と生年は一年しか違わず、来月には33歳。その割には、元気とも言えるのでしょうか。

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