大相撲1月場所が終わり、ポスト白鵬の時代の風景が鮮明になって来つつある。御嶽海の大関昇進と阿炎の準優勝と豊昇龍の11勝というのが、その新しい風景なわけだが、関脇を確定させただろう若隆景もメインキャストだ。
1月場所は若隆景VS阿炎も、若隆景VS豊昇龍も割が無かった。番付順で致し方なかっただろうが、横綱・大関の次は若隆景と阿炎と豊昇龍ということで間違いないんじゃないだろうか。
四つ相撲が好きな私でも、若隆景のハズ押しとおっつけは見事だと思うし、四つでも取れるけれど、そこまで廻しにこだわらなくても良いと思う。流れの中で前廻しを引きつける、ぐらいで良いと思う。
突き押し相撲の横綱の可能性うんぬんの話で、太刀山や栃木山や千代の山や曙の話が出るけれど、栃木山の相撲はこの中では違うはずだ。突きよりも押しの横綱、そして筋肉質の体、若隆景に近い。大関以上への、期待は大きい若隆景。次の大関は、若隆景か、阿炎か、豊昇龍か。
若元春もいるし、丹治もいる。荒汐部屋への期待は大きい。稽古も充実するだろう。ちなみに若隆景もBMIは40だ。体重は今がベストで、27歳という年齢も力士としてベストだ。立合いは、もっと行けると思うが。
そして来場所に注目の力士、熱海富士も新十両が確定だ。勝ち越しを決めた相撲は、見ている方が緊張した。「足が出た!」と、正直思った。こんな形で関取に待ったが掛かるんだ、熱海富士もそういう運の持ち主なんだなぁ、あそこで足が出るのも実力のうちだなぁ、と瞬時に思った。
しかし、足は出ていなかった。出ていなかったというよりも、普通は出るような流れの中で、熱海富士は凄く我慢して、踏ん張って、足の指が土俵の外の砂に触れないように、本当に頑張った。
たぶん、1mmぐらいしか間隔は無かったんじゃないかな。大きな大きな1mm、それは熱海富士の可能性を示唆したのかもしれない。ちなみに、熱海富士もBMIは40だ。間違えた、48だった。
>>1月場所は若隆景VS阿炎も、若隆景VS豊昇龍も割が無かった。
割は現在でも「割紙」を使って手作業で作っているのだろうか。毎場所割崩しが出るのは審判部の「不祥事」だろう。なんらかのペナルティがあっても良さそうに思う。一部報道で二所ノ関親方(稀勢の里)が審判部副部長に抜擢という「若手親方」のコメントがあったが、
>>https://www.news-postseven.com/archives/20220125_1721648.html?DETAIL
それくらいの人事異動がないと、現状は変わらないだろう。
それはともかく、次の大関候補に若隆景・阿炎・豊昇龍が名乗りを上げた初場所だった。「土俵上で号泣」熱海富士も新十両だ。運もあるし、体もでかい(185センチだが、もっと大きく見える)。愛嬌があって、華のあるお相撲さんだ。「華」は努力して身に付くものではない。熱海富士の最大の武器かもしれない。
shin2さんへ
コメント、ありがとうございます。
若隆景と阿炎と豊昇龍、どの組み合わせも熱戦が期待できる力士同士で、それはポスト白鵬時代に相応しいものでしょう。白鵬独走の時代から、実力伯仲で相撲内容も激しい取組が多い時代へ。そして熱海富士ですが、大相撲ファンが応援したくなる見た目や雰囲気があります。これに相撲内容や言動が伴ってくると、人気力士になること間違いなしですね。もちろん、大関候補にも。