豊昇龍

さぁ 豊昇龍 、次の場所か次の次の場所か、優勝争いに絡むのは





3月場所の豊昇龍、新小結で勝ち越した。成績は8勝7敗、その7敗はすべて手強い相手ばかりだった。年上だけどライバルと言える若隆景と霧馬山に敗れ、そして他の負けた相手は、デカくて強い力士ばかりだった。

今場所の豊昇龍は、まったくもって真っ正直な攻めが目立った。飛び道具、足技、かわすような技、これが無かった。少しはあったかもしれないが、それはすでに追い越した相手に対してだ。

今場所は自分の今の力を、相手力士の力量と比べて推しはかっているような、そんな15日間だった。だから、真っ向から当たって行ったのだ。それは今の時期の豊昇龍にとって、極めて必要な15日間だった、と思う。

個人的には、豊昇龍の左四つ右上手はどんなものでしょうか?、に注目していた。先場所何番か見せて良い感じだった左四つ右上手、その相撲を小結になっても見せてくれるのか?、そもそも15日間で右四つよりも左四つの方が多い展開になるのか?

そしてその予想は外れ、外れたと言うか、おっつける場面が多く、四つになる展開自体が少なかった。これも豊昇龍の今場所のテーマだったのか?、取口はそれで良かったと思う。やはり離れての攻撃力が強くないと、朝青龍の甥っぽくない。

理想を言えば、左おっつけから差し勝っての左差し右上手。立合いの当たりと左のおっつけが充実して、豊昇龍が左四つ右上手で、かいなを返した有利な組手になったら、勝てる力士はそうそういない、はずだ。

押されるよりも、こちらから押す。そこからの寄り、からの、寄っておいての上手投げ、寄りながらの外掛け。もちろん右四つの体勢になっても、おっつけを効かせてからの右四つとなると力強い。

そうやって横綱・大関相手でも、真っ向勝負で一場所ごとに差が縮まって、私の中では近いうちに、優勝争いに絡むイメージは出来上がっている。今は勝てなくても、明日は勝てる、なんちゃって。それが次の場所か、次の次の場所かの違い、という感じだ。

大相撲力士名鑑 : 豊昇龍




砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. 豊昇龍は初日、手負いの横綱照ノ富士に完敗、大関戦は貴景勝に物言いのつく際どい相撲で勝っただけで、正代・御嶽海には敗れた。
    千秋楽の琴ノ若戦、右の下手投げで相手の上手を切って下手出し投げで仕留めた相撲がベストか。でも貴景勝戦も琴ノ若戦も右四つだった。
    おっつけのライバル若隆景にも完敗した。技術的にはまだまだだ。現在は過渡期と見るべきだろうか。ひとつふたつ星を落としても左四つを試行していくのがベストだろうか。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    かつて平幕で負け越しても、負け方に凄みというか、末恐ろしさを感じたのが鶴竜でした。今回、自分の得意の型にならずに負ける豊昇龍にも、鶴竜に似た感覚を持ちました。大きい力士を真正面から受け止める、そんな課題を自分に課しているような、叔父さんに近づくための相撲を取っているような、そんな印象を受けました。

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