琴ノ若

若元春 の金星は寸前で遠のき、そして行司はもっと稽古しろなのだ





今日は数時間前にブログの更新をしたばかりなのだが、やはり中日8日目の結びの一番という、一番盛り上がるところでのアレは無いなぁ。もちろん、伊之助の廻し待っただ。

日曜日の結びで一人横綱に対して進境著しい期待の力士の取組で、あれだけの大相撲の展開になり、まさに私のブログタイトル「大相撲になりました!」と呼ぶに相応しい一番となり掛けた、ちょうどそのとき。

とにかくだ、伊之助が若元春には見えなくても、照ノ富士には見えて、照ノ富士は力を抜いたって、話にならない。四つに組んでいたら、片方の力士に行司が見えないのは当たり前だっつーの。

声だっつーの、大きくて気合いの入った声。行司の気合いの掛け声で、両力士ともに止まるんだ。廻し待ったなんて、行司の気迫で力士は相撲を中断する。ビクッとするぐらいに。

そんな場面を、子供のころは何度も見てきた。行司にとっては、まさに見せ所。行司の格好良さが集約された、ここぞという場面だ。自分の一声で、大きな力士が動きを止めるのだから。行司の、甲高い声や野太い声で時間が止まる。

それにしてもあの盛り上がったあの場面で、伊之助は確認できるだけの声も出ていないし、動きも遅い。だいたい伊之助は廻しを叩けていないのだから、廻し待ったは成立していない。とにかくだ、これだけは言わしてくれ。「行司は、もっと稽古しろなのだ」。

話は変わって、9日目は若隆景VS琴ノ若だ。若隆景は、いよいよ相撲内容が充実してきた。攻めの型が完成に近いけれど、大きい力士に対して、この型に持って行くまでの根気強さが重要だ、といった内容のブログを数時間前に書いていた。

その大きくて、そのうえ守りに粘りがある力士と言えば、これは琴ノ若だ。若隆景は琴ノ若も、前廻しからの拝み寄りで圧倒できるか。琴ノ若にとっても、大関レースの先頭を走る若隆景は追い付くべき相手だ。楽しみな一番だ。行司は誰だ。

大相撲力士名鑑 : 若隆景 若元春 琴ノ若




砂かぶりの夜

4件のコメント

  1. 八角理事長は、
    >>前代未聞のハプニングも、その要因は若元春にあったとし「若元春のまわしが緩かったから。もっと初めから(取組前から)きっちり締めなくちゃ。残念だけど自分で勝機を逃してしまった。本当に残念。もっときっちり締めないと」と何度も繰り返し、
    >>https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202207170001143.html
    伊之助は責めない。なんでこんなに庇うのか。優勝争いに絡む一番の立行司の大失態に「若元春のまわしが緩かったから」で終わらせてはいけない。
    琴ノ若は三世力士だが「おぼっちゃま感」は全くない。むしろ太々しいぐらいだ。同じ三世力士の王鵬は体は大きいけれど線が細いイメージがあって伸び悩んでいるが、琴ノ若は一気に番附を上げていきそうだ。確実に強くなっている。

    1. 立行司の式守伊之助は辞表を出すべきです。若元春がかわいそうだとは思いませんか。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    廻し待ったに関しては、行司の状況判断や対応能力、それは運動神経を含めての話ですが、もっとも行司の能力が試される場ですので、そこでミスを犯すというは明らかに能力不足と言えますね。
    琴ノ若は若隆景も破ってしまいましたね。注目度ナンバーワン力士と言えそうですね。

  3. 福島市民さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    伊之助は太り過ぎで、動きが全く出来てませんね。辞表を出すレベルと言って、私も言い過ぎとは思いません。出さないでしょうが。若元春は残念でしたが、取組後の態度やコメントは立派だったと思います。次があります。

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