高安

高安 が一番強い勝ち方しているな、 豊昇龍 は少し雑で 琴勝峰 の相撲は関脇級なのだ





大相撲9月場所も7日目、全勝は北勝富士のみとなった。つまり、やはり今場所も混戦場所となったわけだ。混戦予想の中で豊昇龍のブレイクスルーを期待した場所前だったけれど、翔猿と翠富士に連敗してしまった。

小兵の力士に強い力士は相撲の巧い力士と、昔から相場は決まっている。豊昇龍はアスリートとしての能力において期待する部分が大きい力士なので、小兵力士の扱いはまだまだこれから、ということか。ざっくりと言えば、まだ相撲は巧くない、ということか。

捕まえようとする意識よりも、引いて決めようとする気持ちが強かった。そして、相撲が雑だ。引くのが全部悪いというのではない。無理矢理引いているのだ。流れの中で理にかなって、引いた方が良いときに引くのは正解なのだ。力任せの無理矢理だから、だから雑だと言っているのだ。

若いからと言って、若隆景と霧馬山に差を付けられるわけではないな。今でも3人、横一線という感じだ。特に霧馬山は力強い吊り寄りで、大関御嶽海を破った。本当に、強い勝ち方で勝った。楽しみだ。

そして今場所、強い勝ち方で勝っている力士と言えば、これは高安だ。明日の貴景勝VS高安は優勝争いに向けて、かなり重要な取組になる。そして貴景勝VS高安は、これまでも激しい相撲を展開してきた取組でもある。これも楽しみだ。

話は7日目に戻るけれど、王鵬が同学年の琴勝峰に完敗した。それにしても琴勝峰の勝ち方は、強すぎる勝ち方だった。今場所の竜電戦など見ると、琴勝峰の四つでの胸の合わせ方の巧さは素晴らしかった。今の土俵では、完全に図抜けている胸の合わせ方。

王鵬戦や竜電戦を見ると、もはや関脇の相撲だ。相撲だったら関脇だけど、「大」が付いて大相撲になると、これは15日間となる。15日間続けて良い相撲を取らないと、上には行けないのが大相撲。

ところで琴勝峰の弟、琴手計は凄くバランスの良い体付きをしている。大賀の弟の丹治も、これまた良い。琴手計が19歳で、丹治は16歳。十両では北青鵬と熱海富士がいよいよだけど、三段目も注目だ。大賀も頑張れ。

大相撲力士名鑑 : 高安 豊昇龍 琴勝峰




砂かぶりの夜

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