朝乃山は、もうすぐ29歳になる。出場停止処分を受けたのが27歳のときだから、力士が一番強くなる２年近くの時間が過ぎ去ってしまったわけだ。もう一場所も、無駄にできる時間は無い。
その間に正代は大関を陥落し、御嶽海は大関に昇進してから陥落し、同期の豊山は土俵を去った。目まぐるしかった。朝乃山がこの三力士と違うのは、固太りだというところだ。
阿炎や竜電と同様に、相撲が変わったということはない。考えてみれば当たり前で、相撲が変わるわけがない。前から良いところは今でも良いし、悪いところも改善されてはいない。
その間に強くなったのは、言うまでもなく若隆景と豊昇龍と霧馬山だ。だからまずは、この三力士と割が組まれる位置に戻らないと、何の評価も朝乃山には出来ないということだ。
それならそれまでブログは書くなということになるけれど、書けないということを書いてしまっている私って。朝乃山が大関に復帰できるかなんて、若隆景と豊昇龍と霧馬山とやってみないと分からない。
逆に言えば、この三力士と当たるところまで番付を上げるまでは、簡単に負けては欲しくない。で、これだけは言えるけれど、この三力士というか、三役と割が組まれるまでは、そう簡単には朝乃山は負けないと思う。
体も落ちてないし、安定の四つ相撲だ。負けないと思う。平幕に特別目を引く力士はいないし。北青鵬ぐらいかな。じっくり、ゆっくりと、朝乃山が番付を上げていくのを見守るしかない。
その間に、貴景勝が横綱昇進というニュースが流れる可能性は、あるな。かつては四つ相撲の朝乃山と、突き押し相撲の貴景勝が、東西の横綱に座るのが理想みたいなことを誰かが言ってた。
その理想が現実になる日は、それは３月場所や５月場所で、ある程度は見定めることが出来るんじゃないかな。ということで、３月場所の朝乃山は、貴景勝の出来とセットだな。よく分からんが。
