大相撲5月場所11日目、若元春VS北青鵬は盛り上がった。四つ相撲の激しい攻防で、決着が打っちゃりという見応えのある相撲となった。やっぱり、打っちゃりは素晴らしい。
そして世代間の闘争というのも、若元春VS北青鵬が盛り上がった大きな要因だった。関脇同士の取組も当然盛り上がるけれど、世代間闘争というのは予測できない面白さがある。
ところで朝乃山が、照ノ富士と優勝争いを並走する形で終盤戦を迎えた。拍手の量などは、初日から多い朝乃山。大相撲ファンの期待の大きさは、明らか過ぎるほどに明らかだ。
しかし私は朝乃山のことを、しばらくブログに書いていない。理由はチラッと書いているけど、役力士レベルとの相撲を見ないと、まったく分からないからだ。
12日目は大栄翔戦、朝乃山にとって久々の役力士相手の取組となる。実際のところは朝乃山と入れ替わるように番付を上げた、霧馬山や豊昇龍や、まだ顔も合わせていない若元春との相撲を早く見たい。
四つ相撲の朝乃山にとって、霧馬山と豊昇龍と若元春との相撲は、朝乃山が大関に、さらにその上の可能性があるのか判断できる相撲になる。残り3日しかない。見れるのか!
北青鵬とは別の意味の世代間闘争になる。別の意味と言うか、逆の意味での世代間闘争になる。かつてアントニオ猪木が長州力に言い放った「逆下克上宣言」に近い。
元大関VS現大関候補の闘い、それも負けて陥落したわけじゃない元大関と現大関候補との取組は、当然ながら初めて見る取組になる。まさに「逆下克上」・・・。
実際は逆じゃないな、今は朝乃山の方が番付は下だからね。普通に、役力士に挑戦する平幕力士。そして、まだ一度も勝てていない照ノ富士戦もあるな。朝乃山、大関レースに参戦なるか。優勝争い以上に、大関に戻れる可能性を見たい。