大栄翔

大栄翔 の突き押し相撲は悪口が言いにくいなぁ・・・ 千代大龍 は書きやすいけど





大栄翔が一人、全勝を守った大相撲7日目。今や優勝候補ナンバーワンの大栄翔なのだが、大栄翔についてはまだ一度も書いていない。大栄翔は、書きにくい力士だ。特徴は、もちろん無いことは無いが、文章にしにくい。

突き押し相撲と言っても、突きが得意な突き押し相撲の力士がいれば、押しが得意な力士もいる。内容だって、上突っ張りに両手突き、ハズ押しにおっつけ、のど輪に張り手・・・etc。

誰でも、自分の得意分野を伸ばすはずだ。だから突き押しの、自分独自の型が出来上がる。千代大海と大受なんて、当たり前だが全然似てない。しかし大栄翔は、状況によってそつなくこなす。

改めて言うのもアレだが、オーソドックスが一番難しい。スポーツ全般でそうだろうが、オーソドックスの型が出来ないから、あるいはオーソドックスにしても通用しないから、いろいろ考えて練習する。

四つ相撲なら、貴乃花や白鵬はオーソドックスだ。細かい部分は違っても、基本的にはオーソドックス。それが、突き押し相撲なら大栄翔と言えるのか。少なくとも、正代よりも大栄翔の真似をしろと、指導者は言うだろう。

そういう教科書的な相撲だと、人生幸朗的な悪口や不平不満や愚痴で綴っていきたい私は、ブログにしにくかったのだ・・・と思う。それに、言いにくいけど、大化けというか、一気にブレイクというイメージが湧かなかった。

それでも、大栄翔の本格派突き押し相撲は、凄いと思う。だって、突きも押しも、どちらもという力士は、本当の意味ではいなかったと思う。本格派四つ相撲という言葉はあったが、本格派突き押し相撲なんて言葉は無かった。

だから、本格派突き押し相撲の力士と、大栄翔を呼べるのではないか。休場中の千代大龍が「本格派突き押し相撲はオレだ」と言えば、私は自信を無くすが・・・。

大相撲力士名鑑 : 大栄翔




砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. 本格派突き押し相撲の力士=引き叩きを狙わない力士、という定義ならば大栄翔が今場所のナンバー1だ。
    先場所ならば文句なく貴景勝だったが、本格派突き押し相撲はコンディションの維持が難しい。おそらく本格派四つ相撲より難しい。開催も危ぶまれた初場所、絶好調に仕上げてきた大栄翔に感服する。
    大栄翔の明日八日目の対戦相手の輝は、四つ相撲に色気を見せる押し相撲だ。王鵬も同じだが、そもそも押し相撲が十両では通じない。
    大栄翔に土を付ける候補ナンバー1は阿武咲と思われる。本格派に近いが、引き叩きも狙うタイプだ。一昨年の初場所の覇者玉鷲は36歳で、さすがに全盛期は過ぎたか。
    平幕の大栄翔が平幕に負けて初めて成立する優勝争いが健全とは思えないが、1敗2敗の力士の奮起を望む。

  2. shin2さんへ
    コメントありがとうございます。
    中日で一敗力士がいなくなってしまいました。打倒大栄翔、ナンバーワンは阿武咲でしょうね。霧馬山も面白そうです。柔らかさで琴勝峰が突き押しをしのぐというのもアリだと思いますが、全敗力士が全勝力士を倒す場面があれば、史上初かもしれませんね。房錦か前田川がやってたかもですが。

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