大相撲は変えるべきは変える、そういう時代に来ている、変えよう





入院していた三段目力士、響龍が亡くなった。28歳の若さ、ご冥福を祈るしかない。土俵上で、起こってはならないことが起こってしまった。

あのときの取組、確かに危ない落ち方だった。というか、今までに見たことがない落ち方だった。だから見ていて非常に不安になったし、大きなケガにならないことを願った。

地球の重力に逆らうことなく、顔から突っ込むような落ち方だったと記憶している。違うかもしれないが、YouTubeなどで確認する気にはならない。怖くて見ることが出来ない。

力士は頭から行く立合いをする場合は、斜めの角度で行く。その角度での衝撃で、首も鍛えられる。しかしほぼ水平に土俵に落ちていく角度は、立合いでは考えられないし、当然ながら頭も首もその角度では鍛えられてはいない。

だから、やはり多少捻って受け身を取れていれば、事態は変わっていたと思う。ぶつかり稽古の不足もあるだろう。やっぱりもっとぶつかりをやって、転がる稽古、危なくない負け方の稽古をした方が良い。

ぶつかり稽古が苦しくて、それで新弟子が辞めていくなら仕方ないとあきらめるべきだ。昨今の入門者の数や部屋の経営のやり方などで「それは無理だ」というのならば、無理じゃないように方向性を変えるべきだ。

また、長期入院のために肺に血栓も出来ていた。これは玉の海のときと同じだ。当時、50年前は医学的に予想しにくかったように語られたけど、今でも起こるわけなのか。

もちろん、医学的な部分は分からないし、直接的な原因も分からないから、あまり書き込むことは出来ないが。しかし健康面で、血管の状態や血液の状態などを普段からチェックすべきだ。食生活の改善点はあるはずだ。血液はサラサラか、野菜は足りているか、などなど。

とにかく、今の力士の体重と、取口と、ぶつかり稽古などの稽古内容、さらにリングドクターならぬ桟敷ドクター設置、などなどの問題。ダメ押しも気になるときがある。組んでいるときは受け身を取る時間を与える土俵の段差、押し相撲では一人で落ちるので衝撃を強めるだけ、というケースも見られる。

野球で言えば、コンディショニングコーチのような存在がいるのではないか。専門職として。今までの経験だけでは済ませられない、そういう時代になってきている。変えよう。

大相撲力士名鑑




砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. 投げの打ち合いのときは「手を付くな。顔から落ちろ」というのが大相撲の常識だったが、これも再検討しなければいけないか。ただ響龍さんのケースは投げの打ち合いではなかった。北勝富士や湘南乃海は立合い頭から当たって動けなくなったケースだが、それとも異なる。タイミングも含めて、極めてレアなケースで、お気の毒としか言いようがない。
    >>相撲協会は5月7日に警備担当の親方衆や若者頭らを集めて「土俵上の緊急対応講習会」を実施する。
    >>https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202104290001005.html
    いつも腰が重い相撲協会が迅速に対応している。取組中の死亡事故に対して協会が深刻に捉えていることがわかる。絶対に再発はあってはならない。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    投げの打ち合いに関しては、重心の問題だと思います。投げを打ち合う場合、足の指に重心が最後まで残っていて、さらに廻しを引き合っていれば、お互いが相手の重心を支え合って、だから顔から落ちても頭から落ちても、衝撃は少ないはずです。ギリギリまで、お互いの体重を支えているわけですから。廻しを引き合うというのは、重要なポイントだと思います。今回は確か、廻しが切れた状態だったためにストンと落ちて、重心が一気に掛かったように見えました。

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