貴ノ富士

貴公俊 には胸を合わせる相撲への期待です





先日、高校相撲の里山君(若干、気が早いですが)と陸奥部屋の霧馬山に触れましたが、押し相撲の若手力士が伸びている中で、やはり四つ相撲の若手力士の台頭を待ち望んでいる私です。

大相撲夏場所で、貴公俊は7番相撲での勝ち越し。来場所は15枚目以内は厳しいでしょうが、少しずつ前進ということで。相撲は攻めていましたね。

貴公俊は廻しを取れば強い、という相撲で伸びていってほしいです。突っ張りにしても、廻しを引くための突っ張りという感じで、こだわって欲しいと個人的には思います。

押し相撲というのは、ある意味で謙虚な相撲です。ちょっと言葉の選び方が違うかもしれませんが、佐田の山や北勝海は四つ相撲から、徹底した突き押しの相撲を覚えて横綱となりました。今の相撲じゃ勝てないよ、という理由で突き押しを始めた・・・という意味で謙虚な相撲です。

まったく逆だったのは、玉の海の若手力士のころです。入幕して間も無い、100kgにも満たない玉の海が180kgの当時幕内最重量の若見山と、右四つがっぷりの相撲をとって水入りになったことがありました。

若見山は北の富士・清國とともに「若手三羽ガラス」と呼ばれて、やはり右四つの型を持っていた力士でしたが、水入り後、疲れた若見山を玉の海が寄り切ってしまいました。無茶な相撲だと当時は、かなり叩かれたようですが。

貴公俊には、そんな相撲を期待したいですね。最近、ほとんど見ないですから。貴公俊も140kgを超えていますから、四つ相撲をすること自体は無茶な相撲ではありません。

出来れば頭もつけずに、どんどん胸を合わせて相撲をとってもらいたいと思っております。上手も浅くなくて良いです、一番引き付けやすい位置を取れば。出世が遅れるとか言われそうですが。

そう言えば「気風の良い相撲」あるいは「歯切れの良い相撲」という言葉を、しばらく聞いていませんね。とにかく、がっぷり四つを好む相撲が見たいですね。

違うタイプで無茶な相撲は、阿炎が出てきてます。四つ相撲で真面目なタイプは、霧馬山が名古屋場所で関取を狙うでしょう。貴公俊はその次を狙う位置に・・・の名古屋場所です。

大相撲力士名鑑 : 貴公俊

 

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