貴乃花

貴乃花 と 白鵬 が直接対決したならば、難しいが私は貴乃花に一票





平成30年の幕開け、初場所も来週。ということで大相撲の番組もチラホラ。テレビを見ていましたら、二代目増位山に三代目若乃花、旭道山に琴錦の朝日山親方とのメンツ。

これは面白そうかなと思って見ていると、若乃花と旭道山がさかんに琴錦に「丸くなったなぁ~」とツッコミを入れております。たしかに丸くなったかもと思いつつ、しかしストレートな物言いは相変わらず。

「もう少し、手足が長かったら大関だった」と言う琴錦には納得でしたが、番組の最後に、それは薄々感じているけど、それを言っちゃ・・・という琴錦の発言。

「横綱が落ちぶれてから世代交代をしているから、レベルが落ちてる」。この琴錦の言葉が、番組の締めの言葉みたいになっておりました。ゲストが増位山・若乃花・旭道山で、MCが琴錦という過激なキャストだから、締めは琴錦。何か、凄い。

朝青龍や白鵬には勝てる、と匂わせるコメントを見掛けることもある琴錦。実際のところ、武蔵丸が言うよりも説得力を持っているかもしれません。

私も以前に大鵬・千代の富士と、白鵬はどちらが強かったかとのコラムを書いたことがありました。結果として大鵬も千代の富士も、白鵬よりも強かったという内容になってしまいましたが・・・。

(あくまでも直接対決で取口を比較して、どっちが分が良いかという予測であって、同時代と仮定した場合の総合成績の予測ではありません)では琴錦の時代の覇者、貴乃花と白鵬の直接対決なら・・・。

貴乃花も白鵬も左四つでもとれても、やはり右の相四つ。貴乃花を相手に、さすがに白鵬も張り差しでは隙が出来て無理。まずは、がっぷり右四つの大相撲ですね。

上背では白鵬が上回りますが、廻しの高さはほぼ同じ。ザックリ言えば、貴乃花は足が長い。がっぷりならば、懐の深い白鵬が有利な組み手となります。

この場面、廻しの引き付け合いは互角と見ます。いや、むしろ貴乃花有利か? それは懐が深い分、白鵬の廻しを引く手に余裕があるが、逆に貴乃花の廻しを引く手の方が密着度が高くなる。引き付けの強さは名高い貴乃花、対する白鵬はがっぷり四つの相撲経験は貴乃花に劣る。

しっかし~、投げの打ち合いになれば白鵬有利は動かない。懐が深いうえ、出し投げ気味の、余裕を持った体勢での投げを打てる白鵬。出し投げ気味に崩しながら、貴乃花の上手を切る場面は想像に難くない。

ここで上手が切れても、乱戦は得意の貴乃花。泳がされて上手が切れたら、すぐさま巻き替え、左四つの展開に持っていくでしょう。ここで白鵬が左下手投げを打てば、まさに貴乃花の想定内。乱戦を制するでしょう。

白鵬の勝機は、出し投げの連発で勝負を決めに行かないといけない。ここで貴乃花が残し、さらに左四つになったら、白鵬は今度は投げよりも、じっくりと構えることだ。

右の相四つながら、結局は左四つの勝負になる。さぁ、どうなる・・・分からない・・・何じゃ、そりゃ。あ、我慢できずに巻き替えに行ったところを、一気に寄られて勝負アリ。巻き替えに行ったのは、どっちだ?

あくまでも直接対決での合口としての話ですが、それでも難しい。我慢比べとなれば、やはり貴乃花か。グレーはアレなんで、私は貴乃花に一票。

ところで、この日の番組で一番心に残った言葉は若乃花。「相撲の稽古のあとに、モンゴル相撲の稽古もするべきです」。たしかに、そうなれば大相撲は変わる。

年代別力士一覧 : 貴乃花 白鵬




2件のコメント

  1. 白鵬は大横綱だが、白星を獲りに行くためには手段は選ばない。
    カチ上げや張り差し以外でも、左に動いて左上手を取りにいく立合いもある。初顔合わせの宇良相手に右腕を前に出して左に動いたのは驚いた。どうしても負けたくなかったのだろうが「大横綱のプライド」よりも白星が優先するのだろう。是非はともかく、これが白鵬だ。
    貴乃花はプライドの高い大横綱で、勝ち方にもこだわる。大相撲に対する考え方の違いが土俵上に出れば、白鵬が勝つと思う。ただ右四つがっぷりになれば貴乃花有利かな、とも思う。

    貴乃花と白鵬、不仲説とか貴乃花親方が白鵬に民事訴訟を起こすとか囁かれているが、性格的に合わないんじゃないかと邪推します。

  2. snin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    この「幻の取組」シリーズは、これからも続けようと思っておりますが、貴乃花VS白鵬は難しかったですね。「白星のためには手段を選ばない」白鵬の取口は、ある意味で初場所の最大の見どころかもしれません。もちろん、本来の土俵の盛り上がりが一番ではありますが。

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