正代

正代 は取口が変わらないで勝ってるのが可能性を感じさせるが・・・





大相撲初場所は序盤戦を終わって、正代が好調だ。6日目は同じ全勝だったが、一敗の豊山に敗れた。輝は相撲が変わった。寄りや押しの足の運びが安定して、上体での無理な攻めも無い。だから攻めているときに相手との距離が空かず、腰高による逆転負けが無くなってきた。

その輝を破った豊山は、あれだけ拘ってきた突き押し相撲から、一気に四つ相撲に舵を切ったのか。結果が出ているから、それが一番ということだろう。などと輝と豊山の相撲が変わったというのは、正代への前振りに過ぎない。

胸を出す、得意の立合いに終始している正代。取口にも、決して変化は見られない。実際には変化が見られるのだが、変化しているように見えない。というか、正代自身が変化を意識していないと思う。

簡単に言うと、両差しになっていない。なろうとしている感じも少ない。数年前にテレビ中継の解説で琴錦の・・・当時は何親方だったか忘れたが・・・「正代は両差しにならないと勝てないから、両差しになろうとするんですね」という言葉が印象に残っていた。

私は理論的な解説では琴錦がトップだと思っていたから、正代のあのニュートラルな表情も相まって、やっぱり今の相撲だったら大関レースは厳しいかな、と思ったものだった。

それが、取口はほぼ変わらないまま、両差しにはなろうとしなくなった。両差しにならなくても勝てるから。この辺りは、栃煌山とは違う。「実力者だった」だけで終わらない可能性が、正代にはある。まぁ、栃煌山の全盛期の、上位陣が凄すぎたのもあるが。

取口が変わったのではなく単純に強くなったってのは、最近はあまり使わないが「地力がついた」ということか。本当は取口うんぬんよりも、地力がつくのが一番大事なことだろう。

とは言え平成2年から6年までの5年間、ここで生まれた力士の実力伯仲ぶりと層の厚さ、これは半端ない。6連勝ぐらいでは千秋楽まで、どうなるものか見当がつかない、そんな状況だけど。その次の世代の北の若は、半分の3連勝だ。そろそろ優勝を期待するけど・・・。

大相撲力士名鑑 : 正代




2件のコメント

  1. 正代は、アゴ上げて胸出して両差しを狙う、摩訶不思議な相撲をずっと取っていた。高見盛もよく似た相撲だったが、あのキャラクターには合っていた。ただ、両力士とも学生相撲出身だが、相撲は矯正されないのか、疑問に思っていた。
    九州場所の千秋楽、右四つで朝乃山を圧倒して敢闘賞を獲得した一番でなにか開眼したのではないか。「別人のようだ」まではいかないが、相撲は速くなったと思う。
    明日七日目の豪栄道戦、今後対戦が予想される貴景勝・朝乃山・遠藤戦で「変身した正代」か「いつもの正代」か、ハッキリすると考える。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    今の正代には、「いつもの正代」のままで、「強くなった」という印象があります。何かが変わったというよりも・・・まぁ、これはイメージの話かもしれませんが。しかしそこに、ひょっとしたらのブレイクの予感を持ちます。

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