錦木

照ノ富士VS翔猿は後味が悪かったけど誰も触れないのかなぁ、そして 錦木 は大関レースへ?

後味が悪かったな、照ノ富士VS翔猿。あれだけ廻しが緩んだら止めないと。ダメでしょ。力が入るわけがないし。廻しが伸びるのは、これはしょうがない。伸びるのと緩むのは、全然違う。

子どものころ、大相撲に夢中になっていたころ、一番格好良いと思ったのは、廻し待ったを掛ける行司だった。激しい動きを瞬時の判断で止めて、そして両力士の廻しを叩いて勝負を再スタートさせる。

あくまでもイメージだけど、酒を飲んで煙草を吸って、花札なんかばかりしているけど、いざというときは土俵の動きを操ってしまう、行司ってのは男だな、渋いなぁ、格好良いなぁ、と子ども心に思ったものだった。

今日は勝負が決まって、照ノ富士VS翔猿のVTRなんか見る気もせず、18:00前にトイレに行ってしまった私。止めるタイミングが本当に無かったのかどうか、検証のために見るべきだったかもしれないけど。無さそうでも何とかするのが、行司の矜持というものだろう。駄洒落じゃないよ。

誰も触れないのかなぁ。豊昇龍の手が砂を掃いたかなぁ、と見えたときは、ネットには記事とコメントが多数あったけれど。このときの相手力士も翔猿。廻しが緩かったぐらいじゃ、誰も触れないか。ま、仕方ない。

さて、錦木が豊昇龍を破った。2日目に照ノ富士を物の見事に投げてしまったの錦木だが、今日の解説者はみんな、照ノ富士の攻め急ぎを指摘していた。きちんと極めてから、攻めるべきだったと。

これは違う。照ノ富士は攻め急いでいない。攻めようとはしていたが、無理に攻めようとはしていなかった。錦木の方から、すくい投げを仕掛けている。それが決まっただけだ。

錦木は平成30年の11月場所で4回、翌場所の平成31年1月場所でも4回のコラムを書いて、それからは書いていなかった。そのころは、大関候補ってぐらいの勢いで書いていた。

まだ役力士にもなっていないし、来月で33歳だけど、上体の力はあるし腰も重い。堂々と受けて立つ相撲は、大関っぽいけどな。大関レースに参戦しても、遅くない。

大相撲力士名鑑 : 錦木




砂かぶりの夜

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