高安

高安 の強烈な右おっつけは、伝説の稀勢の里の左おっつけに匹敵するかな

混戦の9月場所で、高安と熱海富士が1敗を守っている。今場所こそは本当に、いよいよの高安という期待が膨らむ。何度も何度も、あと一歩で涙を呑んできたけど、今回は可能性が高いと思う。

上位陣が星を潰し合っている、というのもある。しかし高安自身も、ひと味違う。今場所は右からの攻めが目立つ。だいたい高安は何かの攻めが目立つ、というタイプではなかった。体当たり風のカチ上げは目立ったけど。

突き押しも、差しての寄りも、上手投げも上手捻りも下手投げも、何と言うか万遍なく決まり手を持っている。悪く言えば、強烈にイメージに残る攻め手は何だ、という感じだった高安。

今場所は、右からのおっつけが強い。展開を有利に持って行く決め手として、右おっつけが有効に作用している。稀勢の里の左おっつけに匹敵するほど、かもしれない。後半戦に向けて、だから取口が安定していく可能性が高い。

白鵬や鶴竜や照ノ富士といった強敵を相手に、全盛期を過ごしてきた高安。本命無き土俵で、白鵬時代に培ったその地力を見せてほしいな。

大相撲力士名鑑




砂かぶりの夜

高安

2件のコメント

  1. 高安は過去11勝と12勝を合わせて14度経験していますが、いまだに13勝をしたことがありません。やはり高安が優勝するには13勝の壁を破る事が条件なのかもしれません。
    まずは今日の熱海富士戦に勝って、高安の課題でもある終盤戦に弾みをつけてほしいと思います。

  2. ジョニーさんへ
    コメント、ありがとうございます。
    高安にとっては、13勝というのは大きな壁になっていますね。白鵬時代の層が厚かった上位陣の中で、11勝や12勝は立派な数字だったと思います。まだまだ、チャンスはあります。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA