貴景勝

今、大相撲に耳を澄まそう、目を凝らそう、なんちゃって

貴景勝の綱取りなのか、違うのか、という11月場所だ。角番明けの優勝ならば、14勝ぐらい上げないと次にはつながらない、というのが従来の考え方だ。2場所連続で14勝以上が目安だったかな。

11勝が次につながるか? 時代の流れと、今の土俵の状況とで変わるのか? 実際に今場所、貴景勝が14勝を上げれば綱の話が出てきそうだ。それで良いのか? 14勝は厳しいと思うけど。

数字だけじゃなくて、決定戦での引き技が大きなマイナスになっている、という話もある。私も同感、横綱が引き技をしちゃいけないということではないが、立合いでいきなり引くからいけないのだ。

何度か書いたけれど、引き技の技術は確かに上がって来ていると思う。だから、「ちゃんとした技なんだから、使って何が悪い」ということになるのだが、立合いで、は良くない。関脇以下なら良いけど。

単純に、「あっけない相撲は見たくない」ということ。そして、勝った力士も負けた力士も、どちらも弱く見えるから。悪いことずくめなのだ。それも優勝力士と準優勝力士が、どちらも弱く見えたから悲しい。

まぁ、このブログのタイトルのように「大相撲になりました」という相撲を多く見せてくれないと、「相撲」と「大相撲」の違いが分からなくなってくる。勝ち負けだけなら「相撲」、名勝負は「大相撲」。

何年も何十年も、力士が記憶に残るのは、やはり「大相撲」だからこそなのだ。今、新しい時代になったばかりだから、どんな時代になるのか、目を凝らそう。

大相撲力士名鑑 : 貴景勝

砂かぶりの夜

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