上位陣が好調な大相撲11月場所だが、北青鵬と熱海富士が自信を持った相撲を取っている、ように見える。一言で言うと、地力を付けた、ということだろう。強さを感じる。
3日目は北青鵬が湘南乃海、熱海富士が金峰山と、出世争いのライバル対決。ライバルとはいえ年齢的に少し上の相手だけに、ポテンシャルの違いを見せられるかが注目される。
3大関、3関脇と北青鵬と熱海富士との絡みで、先場所同様の混戦となるだろうが、出来れば12勝以上での優勝争いを望む。混戦の中でも誰かがブレイクして、高いレベルでの優勝争いを見たい。
そして何度も注目の力士に上げて、肩透かしを食らい続けている北の若にも頑張ってもらいたい。北の若は成績では及ばなくとも、以前のVS北青鵬、VS熱海富士は、常に熱戦だった記憶がある。やはり、意識している相手なのだと思う。
北青鵬と熱海富士が好調を維持すれば、北の若もやってくれそうな気がする。まぁ、地力という点では、北の若は湘南乃海や金峰山、そして王鵬といったところとの勝負に、まずは勝っていかないと。大関レースは、これからだ。
3大関と3関脇も、まだまだ年齢的にもこれからだから、若手力士との絡みは熾烈を極めそうだ。熾烈を極めると呼ばれるか、どんぐりの背比べなどとは呼ばせないか、そこは相撲内容で決まる。