大相撲11月場所も、終盤戦に入る。ここまでが大混戦だけど、ここからが本当の星の潰し合いとなる。ほぼ毎日、星の潰し合いになる。11日目の注目は、翠富士と平戸海の星の潰し合いだ。
ここまでの翠富士と平戸海は、もう技能賞を確定させても良いぐらいの相撲を取っている。両力士ともに、真っ向勝負だからこその見応えのある技能相撲を見せてくれる。11日目は、好勝負の期待大だ。
技能賞は多少は星勘定に目を瞑って、9勝ぐらいでも受賞させてほしいな。三賞は10勝がノルマ的なのは面白くないし、特に技能賞は9勝ぐらいでも昔は受賞していたと思う。
そしてもちろん貴景勝VS琴ノ若の、攻めと守りのスペシャリストの一番も注目だ。今場所の琴ノ若は下手をすると、このまま13勝2敗で、3場所33勝で大関という可能性もある。
琴ノ若は強さが分かりづらい力士なのだが、攻めの貴景勝をしのぎ切って勝てば、琴ノ若の強さは分かりやすく伝わる。守りに強い力士、それで充分だ。琴櫻を継ぐ日が、もう目の前なのか。
ところでマスコミ各社は、琴櫻は突き押しの力士と伝えている。ぶちかましが凄かったのと、ニックネームが猛牛というのと、YouTubeに残っている北の富士戦がノド輪一本で押しまくっての勝利というのが影響していると思う。
全盛期の琴櫻は廻しを引き付け、吊り出しと上手投げの力士だった。ぶちかましもノド輪も凄かったけど、突き押し相撲じゃないよ。それだけは後世に伝えたい。大袈裟か?