熱海富士

令和5年の土俵も納めの千秋楽、霧島VS貴景勝、琴ノ若VS熱海富士、相撲内容に期待だ

大相撲11月場所も千秋楽を迎える。令和5年、見納めの土俵になる。大混戦とはならず、番付最上位力士が若手力士に1差をつけるという、優勝争いは理想的な展開となっている。

霧島は先場所優勝の先輩大関貴景勝、熱海富士は一世代上の大関候補琴ノ若と、対戦相手も一年の締めに相応しいドラマを含んだ取組が組まれた。

突き押しの貴景勝相手に、究極の万能型を確立しそうな霧島。熱海富士の執念の粘りと琴ノ若の懐の深さの、守りの強さ対決。相撲内容も注目だ。

今場所は翠富士や平戸海、そして5連敗から7勝7敗まで盛り返した宇良といった技能相撲に、剣翔の吊り寄りに琴ノ若の大逆手など見応えのある相撲が多く、盛り上がった場所になった。

一昔前は閑古鳥が鳴いていた11月場所だったが、今場所はかなり客席が埋まってた。福岡市在住の私は見に行っていないけど、お客さんが多いとやっぱりうれしい。

正代がかつての魁皇のような、九州の超人気力士になる予感の場所でもあった。正代コール直後の完敗など、ネガティブキャラクターの強力な上書き保存も正代ならではだった。

そして今場所に期待した北青鵬は7勝7敗で、同じく給金を懸ける宇良と千秋楽の割が組まれた。白鵬が大相撲中継の解説だった日、北青鵬の相撲を「稽古不足ですね」と一刀両断していた。白鵬が言うから、まだまだ稽古不足なんだな。

キャラクターも盛りだくさんで、いかにもこれがポスト白鵬時代の土俵だって感じの、そんな一年納めの11月場所になった。千秋楽の土俵、期待してます。

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2件のコメント

  1. 北青鵬は今の守備力で受けきれるのが平幕中位あたりなのかな。ただ、これからも自分より速いか、かなり速い相手と戦っていく訳で、先制攻撃を食らうのは仕方ないかも。受けきるための強く柔らかい体の資質は十分あると思うので、一瞬で絶望的な形になるのを避ける技術を身に付けてほいしです。時間かかるかな。

  2. としさんへ
    コメント、ありがとうございます。
    北青鵬はしのぎ切れそうで、しのぎ切れなかった相撲が多かったですね。宮城野親方が大相撲中継で解説をしていたとき、「北青鵬は稽古が足りない」みたいなことを語っていたのが気になります。若いのですから、目一杯の稽古をしてもらいたいものです。

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