宇良が小結となって、1月場所に登場する。大ケガから復活した宇良、それが今場所は番付で上から8人目の力士となった。凄いことだ。
サーカス相撲的な見方をされていた入門当時の宇良に、サーカスという言葉で大相撲ファンは、宇良を舞の海に重ねて見ていた、と思う。体重も今より軽かったから。
だから舞の海の最高位だった小結という番付に上がったことは、当時を考えると感慨深い。宇良より上位にいるベテラン力士は横綱照ノ富士と元大関高安だけというのも、宇良が頑張ってきた証だ。
同じく、舞の海と比べられていた炎鵬の出場は果たして如何に。炎鵬も宇良のように、ケガからの復活劇を見せてもらいたい。
宇良と炎鵬、今現在では明暗を分けているけど、この両力士の初対戦時のことを、ふと思い出した。あの日は、福岡では何かのスポーツの大きなイベントがあっていた。たぶん、サッカーの試合だったと思う。
BS放送で十両の対戦が進み、いよいよ宇良と炎鵬の初対戦というときにデジタル放送に切り替わり、何と福岡ではサッカーを放送していた。
次の瞬間、NHK福岡には抗議の電話がなかなか鳴り止まなかった、という話を聞いた。話題性も注目度も、半端なかった。ぜひとも、もう一度の取組を見せてほしい。あせらずに。
今場所は照ノ富士や伯桜鵬など、休場明けが気になる力士が多い。まだはっきりとはしていないようだけど、出てくれれば久し振りでうれしいが、無理はしないで。
炎鵬は休場でしたね。復帰に向けて頑張る姿をもちろん応援していますが、正直なところ少しほっとしてしまいました。
連敗中、休場、入院一連の状況がわかる記事を見たとき、怖いと思いました。
力士は時に無理してしまうもので、部屋や協会が力士の健康を守る意味での公傷制度があってもいい。
結果として制度の信頼を失う運用をし、改善でなく廃止で片付けた過去の決定は問題でした。
としさんへ
コメント、ありがとうございます。
確かに大相撲は、他のプロスポーツに比べて、休んだ場合の処遇が厳しい業界ですね。公傷制度については大相撲ファンの間では話題に上ることはありますが、相撲協会の方ではどうなのでしょうか。他のプロスポーツで1シーズンを休むということは、大相撲では6場所連続休場であって、大変なことになりますね。プロ野球選手なら、とりあえず給料が減るだけですからね。極端な話ですが。