霧馬山

霧島 の安定感は綱の可能性大、 大の里 の可能性はどんなもんでしょう

本命なき、混戦の土俵が多かった令和5年の土俵だったが、霧島が11月場所に優勝して、令和6年の土俵は新しいステージに入りそうな予感だ。安定感のある霧島が、1月場所で綱に手が届く可能性は、かなり高いと思う。

前廻しを引いた寄りも出来れば、深く廻しを引いての吊りも出来るが、以前はこれを「型が無い」と見る向きもあったけれど、今はそれが霧島の独自の相撲の型だ、と多くの大相撲ファンは思っている、と思う。

独自というか、先代の霧島が前廻しの寄りと吊りを両方やっていたので、いわゆる「衣鉢を継ぐ」とも言えるけれど、先代は離れての攻撃力は弱かった。そこは2代目霧島の方が上だ。

幕下のころは、負けたときの悔しがり方などを見ると、感情を表に出す力士だなぁと思っていたけど、幕下上位で苦労した分、精神的にも成長したのだろう。いろんな面で、ゆっくり強くなったからこその安定感を持っている力士だ、と思う。

今年優勝はしたものの、1場所の皆勤に終わった照ノ富士との、東西横綱同士の取組を来年は見たい。照ノ富士は横綱対決を、まだ一度も経験してないからね。ずっと一人横綱だった照ノ富士だけに、霧島が上がるまでは頑張ってもらいたい。

来場所に限って言えば、大の里の新入幕が注目か。大の里には将来の大関をイメージ出来る強さは、まだ感じない。それを感じさせてくれるような相撲を、期待したい。

何と言っても、「相撲の神様」の四股名を継いだのだから。字そのものが一般的な「大」と「里」だから感じないけれど、これが「常陸山」とか「双葉山」だったら、とんでもないと感じるはずだ。それだけのビッグネーム。「の」と「ノ」の違いは大きいのだろうけど。

大相撲力士名鑑 : 霧島

砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. 綱取り場所の霧島を筆頭に、次代を担うであろう力士の中には照ノ富士戦未勝利がちらほら。
    横綱の状態を考えると、残る取組機会は限られるはず。誰が初勝利をあげるのかにも注目したいです。

    大の里には、新年早々大変な思いをされている方々に少しでも明るい話題を届けてほしいです。

  2. としさんへ
    コメント、ありがとうございます。
    本当に大変な年明けとなりましたね。石川県・富山県など、北陸地方出身の力士は精神的にも大変でしょうが、是非とも郷土を、そして日本全国を勇気づけるような相撲を見せてほしいと願います。大相撲ファンみんなが、応援しています。

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