霧馬山

霧島 は根気強く相撲を取らないと綱は厳しい、各段の優勝争いは楽しみばかり

1月場所は中日、綱取りの霧島が2敗目を喫した。ちょっと淡白な相撲になってしまった。どれだけ根気強い相撲を取れるか、これが後半戦のテーマになる。安易な相撲を取れば、それは綱に相応しくないから、あきらめが付くけど。

1敗は琴ノ若・朝乃山・阿武咲・大の里で、追いかける2敗が横綱の照ノ富士に大関の霧島と豊昇龍といった上位力士。これで直接対決が面白くなった。特に、照ノ富士絡みが。

十両では新十両の尊富士が、全勝で中日に勝ち越しを決めた。ここまで土付かずというだけでなく、相撲内容もすこぶる良い。変な言い方だが、真面目な相撲、という感じだ。楽しみな力士が出てきた。

中日に初黒星を喫した時疾風も、左四つのきちんとした型を持った相撲だ。大きくはないが、締まった体で動きが良い。時疾風と尊富士の共通点は、理に適った取口で、引き技がほとんど見られないという点だ。

幕下は4連勝中の、若隆景と阿武剋が9日目に当たる。阿武剋は、伯桜鵬や琴手計を破っている。優勝争いを左右するというか、阿武剋は尊富士より一つ年下で、これも楽しみな力士だ。

そして三段目、丹治が今のところ4連勝。三段目の筆頭だから、大勝ちして出来れば優勝して、幕下のそこそこ上位になって、幕下挑戦の3度目の正直で今度こその来場所になって欲しい。来場所の話は、気が早過ぎるな。

令和6年の土俵は、個性豊かな力士が次々に登場する、そんな感じのスタートだな。歳も近い力士が多くて、好取組が増えそうな予感だ。

大相撲力士名鑑

砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. 本当に面白くなってきましたね。10日間の内容が一番充実してるのが琴ノ若ですが、照ノ富士・豊昇龍ともに強い形がでてきました。霧島も首の皮何枚あるのかの粘りで強いと思われる終盤へ。
    横綱の各個撃破か、初勝利をあげての優勝・昇進はあるのか目が離せません。

    大の里が琴ノ若を吹っ飛ばしたらどうしようかと怖いもの見たさの感覚になりましたが、少しほっとしました。

  2. としさんへ
    コメント、ありがとうございます。
    照ノ富士から霧島・豊昇龍・琴ノ若が初白星を上げられるか?という場所前の最大の興味が、最高の形になって終盤戦に入りますね。直接対決まで4力士ともに踏ん張って、千秋楽まで盛り上げてほしいですね。誰が優勝するのか、まったく予想が出来ません。

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