稀勢の里

稀勢の里 「これぞ稀勢の里の相撲」に期待の三日間が始まる





大相撲春場所、稀勢の里は12連勝でいよいよ残り三日、横綱・大関戦を迎えます。照ノ富士が1敗で追っていますが、ポイントは横綱戦だと思っております。

場所前に、「稀勢の里は、むしろ綱を意識した方が良い」という内容の記事を書きました。攻め急がないで、じっくりと相手を起こしてから攻めるべき、という意味で。

実際に、じっくり、どっしりという感じで相撲が取れての連勝、内容も素晴らしいものでした。ところが後半に入って、逆転での勝ちがちらほら。回りの評価としては、前半戦のどっしりとした相撲の延長で、悪くない評価が多いように感じます。しかし、肝心の左が生きていないのは事実。苦戦に変わりありません。

ここに来て、日馬富士・鶴竜の両横綱が高安を攻略しましたが、見ての通りに高安の左を殺しての圧勝。まさに高安は「仮想、稀勢の里」、となったようです。

当然、稀勢の里に対しても同様、日馬富士・鶴竜は稀勢の里の左の腰を標的にしてくるでしょう。日馬富士はスピードで、鶴竜は出し投げを武器にしてきます。

稀勢の里の、横綱としての真価が問われる相撲になりますね。高安とは一味違う、受けの強さを見せるのか?左は深く、差しこめるのか?立合いは?

立合いに関しては、いつも通りの立合いをしてほしいですね。そこから、どういう展開になるかが楽しみです。展開の中で徐々に有利な体勢に持っていく、という横綱相撲が見られるか・・・。

何か・・・張り差ししそうな予感もありますが、それはそれで相撲ですから、それはそれで面白いかもしれませんが。ここは場所前の記事と同様に、「綱を意識した相撲」を期待します。しかし場所前の「綱を意識」は「相撲の型」を意味して書きましたが、今回の「綱を意識」が意味するのは「プライド」です。




力士名鑑 : 稀勢の里

 

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