波乱の予感の、大相撲秋場所が始まりました。前回は阿武咲の平幕優勝への期待を書きましたが、平幕優勝の可能性という展開ならば、やはり宇良の活躍が気になるのは致し方ないところです。注目度という点では、宇良は外せない存在になっておりますね。
初日は実力者の正代を、とったりで破りました。宇良にしては、かなり真っ向勝負の立合いでした。解説で舞の海が「正代が出てきてくれたから良かった。出てこなかったら、宇良も苦しかっただろう」というようなことを語っていました。
私は、正代が出てこなくても、宇良は苦しくなかったと思いましたが。何とかしたんじゃないでしょうか。立合いも、それほど踏み込んでいなくとも、正代の当たりを受け止めていましたから。
前にも書きましたが、宇良は「立合い勝ちした方が、絶対に有利」という長らく続いている大相撲の流れに、一石を投じる力士になると考えています。数年後に振り返ると、大相撲の歴史の節目に宇良が立っていた、という気がしています。
何か話が大きくなってきましたが、私たちが映像で見ることが出来る、双葉山時代辺りから現在に至るまで、大相撲の型も変化をしてきています。それは当然のことですが、その節目にポイントとなる力士が登場しています。
双葉山や安藝ノ海、栃錦、千代の富士、曙に武蔵丸、朝青龍・・・その登場によって大相撲の流れに影響を与えた名力士たち、その中に宇良も加わることが出来ると思います。そして、そのためには宇良の相撲に、巧さだけではなく強さも感じさせてほしい、というか強さを見せる必要があります。
その可能性が、初日の宇良の立合いに垣間見えた気がしました。御嶽海や千代大龍、そして阿武咲と貴景勝との相撲で、宇良がどんな立合いを見せるか？、一歩一歩、宇良の立合いを磨いていってほしいところです。・・・少し夢を見過ぎか？
パワーストーンブレスレット：ローズクォーツで赤房をイメージしました
宇良の右膝はどの程度治っているのか。初日の一番だけではわからない。勝ち名乗りのときの蹲踞が気になったが。
決まり手「とったり」じゃなくて「ひっかけ」ちゃうかな、ということはともかく、明日の貴景勝戦でケガの具合も判明するか。
shin2さんへ
コメント、ありがとうございます。
宇良、いきなりの休場となりました。倒れた時の様子を見ると、完全にヒザが入っているわけではなく、場所前から状態は悪かったようです。対戦を注目していた4人の力士の最初の一人目、貴景勝相手にいきなりの結論が出てしまいました。まずは体を治して、次へ進んでほしいものですね。