大相撲3月場所14日目、まずは高安、残念な負け方だった。特に私としては、高安はかいなを返して、相手を抱きかかえるような四つ身が一番良い、などと以前に書いていて、そんな展開になって負けてしまった。
かいなを返したのが、途中で下手廻しに変えたからな。あのまま下手を引かずに、腰で寄っていく感じが理想だと思うけど、やっぱり下手を引いて力で持って行く感じになるのかな。これは高安じゃないと分からない。あまり想像で話をすると、青汁を飲んで不安が無い人みたいになるから。
負け方というと、やっぱり朝乃山の負け方は強烈だ。先日、鶴竜を「恐ろしい負け方だった」と書いたが、朝乃山は真逆だ。見ていて、恐ろしくない負け方だ。
鶴竜は、顔で判断するが、したたかな負け方をしていた。負けて、土俵下で「なるほど、こうやると、こんな感じで負けるんだ」みたいな顔をしていた。顔での判断だから、少しの誤解はあるだろうけど、多少は正解だろう。正解に違いないと言うと、青汁を飲んで、、しつこいから止めよう。
朝乃山が負けたときの顔、これは本当に誠実な青年が「ダメだぁぁ」と言っているような顔だ。人間として共感できても、勝負師としては物足りない。負け方は大切だ。だから、強いって印象が薄くなっている気がする。
まぁ、私が朝乃山を物足りないって思っても、逆にそれが朝乃山の人気の秘密かもしれない。仕切りの手つきも、自分が先について待っていることがほとんどだし。誠実さが土俵からもにじみ出ている。横綱を期待されてる、って雰囲気が満ち満ちている。
とは言え、千秋楽だ。貴景勝VS照ノ富士、高安VS碧山で結果が出る。出来れば、照ノ富士に勝ってもらって、優勝ラインを12勝で止めといてほしい。12勝にこだわるつもりは無いけど、なんか今場所優勝力士が11勝4敗だと、これからもそんな展開が多くなりそうで。現状はその通りで、それがリアルなのかもしれないけどね。
>>朝乃山が負けたときの顔、これは本当に誠実な青年が「ダメだぁぁ」と言っているような顔だ。
朝乃山vs照ノ富士戦を観ると「食物連鎖」という言葉まで思い浮かんだ。照ノ富士が「肉食系力士」で、朝乃山は「草食系大関」という感じだ。鶴竜は草食だけど、実は肉も大好物(個人の感想です)。
優勝は照ノ富士が本割で決める、と予想する。優勝決定巴戦になっても照ノ富士が有利だろう。
shin2さんへ
コメント、ありがとうございます。
照ノ富士が本割で優勝を決めましたね。土俵下で見つめる朝乃山の目が、やはり誠実な青年のようでした。朝乃山は10勝以上は安定して挙げていますが、横綱不在の中での10勝ですから微妙ですね。照ノ富士の大関復帰で、三大関の目の色が変わるでしょうか。