宇良

「ゆっくり強くなれ、 宇良 」、土俵人生は始まったばかりだから





宇良のブログも今回で15本目ですが、ケガをしてからは初めてですね。ケガの状態が、長引くという話もあります。貴景勝の強烈な突き押しに右足が危ない状態で踏ん張りながら、そこに左足が俵に掛かったので、これで巧く右足が抜けるかというところで、左足から抜けてしまったための大ケガでした。

あそこで左足から抜けたのはタイミングの問題もあったでしょうし、重心のバランスもあったでしょう。不運が重なったようにも感じます。高安戦のケガの影響もあったかもしれません。

急激に体重を増やしたことも一因では、とも言われております。まぁ、そこまでの無理な体重増加とは、私は思っていませんが。とにかく今は、ケガを完治することだけですね。

入幕後は押し相撲が目立っていた宇良ですが、やはり廻しを引いた相撲を、それも従来の下手だけではない上手からの攻めを見てみたいですね。小兵力士得意の下手投げだけでなく、上手から前に出る相撲、出し投げで崩す相撲です。上手から密着した方が、ケガが少ない相撲にもなるでしょう。

「それでは、まだ勝てない」という声が聞こえて来そうですが、そういうことなら、それでも良いではないですか。番付がすぐに戻らなくても、勝てるようになるまで続けるだけのことです。今の重量級の土俵では、簡単に勝てるようにはならないでしょう。

しかし栃錦も初代若乃花も、そして玉の海も90kgぐらいの体で、上手から廻しを引いて相撲をとっていました。当時の力士は大きくなかったと言っても、150kgぐらいの力士はいましたから、体重差は60kgほどはありました。宇良と今の大型力士の差ぐらいです。

栃錦も若乃花も玉の海も、若手の頃から敢闘力士のイメージですが、それは大物喰いをしたときの印象が強いだけ。実際は少し先輩の横綱クラスには、分が悪いままで終わっています。

大善戦はたくさんしましたが、そんなに勝ててはいないのです。勝てなくても自分の相撲を貫き、自分の時代になって第一人者になりました。大相撲には、「3年先の稽古」という言葉があります。

今は勝てなくても「勝つまでやる」で、よろしいんじゃないんでしょうか。「今の相撲じゃ、どうのこうの~~」「デカい相手には差したら、どうのこうの~~」って評論は多そうでございますが。

10年ちょっと前、「ゆっくり太れ、安馬」というメルマガの記事から始めた私の大相撲コラムですが、今回は「ゆっくり強くなれ、宇良」と言いたいですね。

夏場所に技能賞を取れなかったときの宇良の様子を見て、その負けん気というか、実のところの感情の激しさは感じました。ケガをした宇良には尚のこと、「ゆっくり」の意識は無いでしょう。

それでも宇良に大きな夢を見ている側からは、「ゆっくり強くなれ、宇良」なのである・・・って、言い切ってしまって、ゴメンナサイ。そして土俵人生は始まったばかりなのだ・・・これは言い切ります。

大相撲力士名鑑 : 宇良

 

パワーストーンブレスレット:ローズクォーツで赤房をイメージしました




2件のコメント

  1. 名古屋場所十日目の高安vs宇良戦は「50年に一番の名勝負」と勝手に思っているのですが、まさかこの両力士が同日に大ケガで休場するとは思わなかった。相撲の神様は無慈悲だ。
    宇良は「相撲頭脳」が優れた力士だから、手術が必要で、あるいは後遺症がある大ケガでも、それに対応した新しい宇良の相撲を発見してくれる、と信じている。
    宇良は大相撲の宝物だ。周囲の人間は宝物の値打ちを落とすようなことをしてはならない。

    炎鵬という「小兵の大物」(変な言葉だが)の新人が上がってきそうだ。そう遠くない将来に宇良との対戦もあるだろう。楽しみにしている。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    宇良には焦らず、戻ってきてほしいですね。個人的に、こっそり思っていることがあります。私は当たり前ですが、リアルタイムの双葉山を見たことがありません。それでも大横綱と呼ばれる力士は、その後登場しました。双葉山同様に、大ノ里や幡瀬川も見たことがありません。しかし「相撲の神様」と称される力士は、いまだ登場しておりません。宇良と炎鵬・・・期待というよりも、夢を見させてくれます。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA