遠藤 、正代 、石浦 、高安 、宇良 の四股名について考えました。結局、良いのが浮かびませんでした。





遠藤が久々の二桁勝利、それでも九州場所の番付では、まだ上位陣とは当たらないぐらいでしょうか。当たらなければ、なおさら成績が求められる大事な場所になります。

「三役になったら清水川」という話題も聞かなくなりました。私としては少なくなった「川」の字の四股名は楽しみだし、そして伝統の四股名を受け継ぐというのも好きです。

昭和30年代に全盛を誇った「川」の字ですが、汚染された川による公害問題が激しくなった昭和40年代中盤辺りから、一気に衰退していきました。環境への意識と技術の発達で、川はキレイになりましたが、四股名の「川」の字は盛り返す気配はありません。

四股名に関しては、「『川』の字が減った問題」「難しい字が多いぞ問題」「龍と鵬が多いぞ問題」など、過去にいろいろな問題をはらんでおりましたが、今は「本名のままで行くの?問題」もあります。

過去に本名で通した力士、横綱輪島、大関出島は言うまでもなく、四股名でも使われる「島」の字が付いていました。明武谷は「谷」、長谷川は「川」と、これも四股名に使われる字。明武谷は本名の明歩谷の、地道なイメージの「歩」を勝負師らしい「武」に変えていました。

今の土俵では、まずは正代。正代という名字は音の響きが耳ざわりが良く、「代」という字も「時代」とともに「田地」も意味していて、四股名としておかしくは無い。

また正代の出身の熊本のお隣、わが街福岡には清酒「萬代」があります。焼酎も含めて日本酒の銘柄と四股名は、非常に似ています。と言うか「出羽桜」や「霧島」は実在するし、日本盛と高見盛は兄弟弟子のようだ。というわけで「正代」は四股名として適している、と判断できます。

次に石浦。「浦」は言うまでもなく地形を表し、四股名としては「アリ」でしょう。しかし、音の響きが四股名としては弱い。「石ノ浦」って感じだと、四股名っぽいですけど。今のままでは、ベターとは言い難いですね。

そして本名のまま大関となった高安、「本名のままで行くの?問題」の中心人物です。実際のところは、受け入れられています。思うに高安の音の響きが「た・か・や」と、母音の「ア」が続いているからだと思います。

もちろん、「志は高く、心は安らかに」という字から発せられるイメージもあります。ただ四股名に使う字としては、あまり馴染まない。やはり母音の「ア」の多さによる、親しみ深さが大きいと思います。「明石家さんま」に近い感じ。

ここまで来て、今のところ最も違和感のある本名の力士は「宇良」ということになるかもしれません。しかし字として、宇良は格好良いのは間違いないし、「宇」は宇宙の宇だし。これは活かしたい字です。

以前に宇多川って力士がいたけど、宇良川なんてのも良いな。「裏側」みたいだけど。宇良山だと「裏山」で、宇良島だと「浦島太郎」か。大宇良だと「大宇宙」と字面が似ていてスケールが大きいけど、音の響きは宇良よりも普通に名字だ。

大相撲力士名鑑 : 宇良 遠藤 高安 正代 石浦

 

パワーストーンブレスレット:ローズクォーツで赤房をイメージしました




2件のコメント

  1. 最近の人気力士は新十両が決まった時点でキャラクターグッズがどんどん発売される。
    もう幕下上位に昇進した時点で(幕下付け出しなら初土俵の時点で)四股名を付けないと間に合わない。遠藤はもう引退まで遠藤で行くしかないんじゃないか。

    九州場所の新十両に「隆の勝」が決まった。隆の勝の師匠の千賀ノ浦親方の現役名が隆三杉なので、驚くようなことではないのだろうが「隆」の字は隆の里だろう、というイメージがどうしても払拭できない。隆の勝には悪いが、横からパクったような感じだ。

    宇良は四股名のセンスに問題のある(戒名みたいだ、という指摘を見たことがある)木瀬部屋所属なので「宇德龍」「宇德鵬」とか付けられそうだ。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    「宇徳龍」「宇徳鵬」は、出来れば避けていただきたいです。宇良には「華」のある四股名を付けてほしいものです、廻しもピンクだし。「宇良櫻」みたいに・・・ウバ櫻と一字違いだ、ブログ記事の続きのようなコメントになってしまいました。

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