照ノ富士

大関に見える 御嶽海 と片足で踏ん張る 照ノ富士 と、もう少しの 若元春





御嶽海の大関昇進の雰囲気が出来上がりつつある、先場所で足掛かりの11勝を上げたばかりなのに。もう上がったも同然、みたいな感じだ。御嶽海の神妙な表情からは、「普通にやっておけば大関行けるから、大丈夫、落ち着け、落ち着け」と自分に言い聞かせているように見える。

元祖大関候補も今年で30歳、今回こそはという気持ちは取口にも表れている。堅実な相撲が続いている。番付を見てみると、厳しい相手は照ノ富士一人。大相撲がランキング制ならば、第2位ぐらいでも良いぐらいだ。

10日目以降のスタミナが以前からウィークポイントのように言われてきたが、これは10日目以降が難敵が多かったというのもある。もう御嶽海にとって、難敵は少なくなった。今の時点で「大関行けそうだなぁ」の雰囲気、あと一場所と11日もあるのに、これは非常に珍しいパターンだ。

そして同じく全勝の照ノ富士、毎日のように熱戦を繰り広げている。その守備力は強固だけど、守る場面が多過ぎるきらいはある。余裕はあるようだけど、本当によく攻められているな。

特に土俵際で、片足立ちで残す場面が多い。後ろに重心を掛ける、後傾姿勢は片足立ちの方が安定する。上半身は前傾姿勢で、巧いこと相手の攻めを受け止めている。相手はあと一歩が及ばず、本当にあと一歩、勝負の分かれ目の一歩。阿炎と阿武咲相手でも、しのげるかだな。

ところで片足立ちつながりで、って訳でもないけれど、若元春が琴ノ若を打っちゃり切れなかった。これも左足を上げていれば、打っちゃれたと思う。最後にちょっとだけ左足が抜けたけれど、意識的に打っちゃろうとしていたならば、右足だけで体を支えて、右上手で琴ノ若を振ることが出来ただろう。

そうすれば、体は割れていただろうね。若元春は久々に打っちゃりを見せてくれそうな力士だ。打っちゃれなくても、今日のようなギリギリの寄り倒しが見れただけでも、大相撲の醍醐味というものなのだ。

大相撲力士名鑑 : 照ノ富士 御嶽海 若元春




砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. >>厳しい相手は照ノ富士一人。
    確かにその通りだが、最近7場所ずっと寄り切りで敗れている。
    >>https://livedoor.blogimg.jp/search_net_box/imgs/e/1/e101fa09.jpg
    上記画像は昨年九州場所のもので、この場所も寄り切りで敗れた。照ノ富士に外四つで両前廻しを取られると、ほぼ戦意喪失する。
    勿論照ノ富士以外の14力士に勝てば大関昇進だろうが、大関に上がった以上は横綱に勝たないといけない。御嶽海には失礼だが、もう照ノ富士戦が組まれた時点で勝つのを諦めているように見える。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    確かに言われる通りです。御嶽海は相撲の流れを読むのに卓越した能力がありますが、それが有り過ぎて照ノ富士戦では、「こりゃダメだ」と判断するのが分かり過ぎて、早過ぎるのかもしれませんね。他の取組は綿密かつ堅実に相撲を取って、照ノ富士戦だけは破れかぶれで行ってもらいたいものですね。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。