霧馬山

霧島 も 伯桜鵬 も良い四股名だ、やっぱり四股名は字面と音の響きだな

霧馬山が大関昇進と同時に、霧島を襲名する。ざっくりと言えば、元気な四股名から落ち着いた四股名になるという感じか。霧島は良い四股名だし、四股名の継承は良いことだと思う。

別に、伝統を大切にとか、師匠の四股名を大切にするとか、そういうことではない。良い四股名なんて、思いつくことは多くはない、と思う。イマイチだな、と思う四股名はたくさんある。

私が子供のころ、大鵬・柏戸・豊山・北の富士・玉乃島・琴櫻・清國・陸奥嵐・二子岳・栃東などなど、分かりやすくて、字面が良くて、音の響きが良くて、シンプルで。霧島も、そんな感じ。

今の番付で個人的意見として、照ノ富士と錦木ぐらいかなぁ。分かりやすて、字面と音の響きが良い。錦木は継承されている四股名だな。だから継承と言うよりも、良い四股名はどんどん使い回して、上等な藍染めの衣服が使い込まれて、程良い色具合になるような感じかな。違うか。

霧馬山の霧島襲名というので思い出すのは、幕下時代の霧馬山。負けたときに悔しさを思いっきり表に出す、やんちゃな部分はまさに「馬」のイメージだった。

表に出し過ぎとさえ思っていた。可愛いけど、時として暴れる「馬」。それが入幕したころから、そのイメージは薄れた。今は静かで雄大な自然をイメージさせる、「霧島」なのだ。

そして落合が伯桜鵬になる。かつての琴櫻の風貌を思い起こすと、落合の四股名に「桜」が入るのは、むしろ相応しいかもしれない。いかつい風貌だからこその、花の名前の四股名というのはアリだ。特に「桜」が、それっぽい。字も親しみやすくて、分かりやすい。

琴櫻も伯桜鵬も倉吉市出身で、倉吉市が桜にゆかりのある場所らしいのだが、いかついルックスつながりの方が面白い、琴櫻と伯桜鵬なのであった。

大相撲力士名鑑 : 霧島(二代目) 伯桜鵬




砂かぶりの夜

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